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Enjoy the things until YAMEPI

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2024年のテーマは、やめるまで楽しむこと。手放すことを恐れず、その瞬間までを楽しめばいい。そんなハマダのこだわり記事はこちらに収めます。
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#ソーシャルワーク

「嘘つく人はどう?」と問われた時は・・・

先日、「嘘つく人ってどう思いますか?」と聞かれました。 ソーシャルワークの仕事はおもしろい。いろんな人から、いろんな問いかけをされる。 「嘘つく人かぁ。そうですねぇ。そうねぇ。」なんて、言いながら、コーヒーを飲んだり、おしぼりを触ったりして考えました。 嘘をつく人について考える時は、自分も嘘をつくということを一回棚に上げて考えないとうまく考えられない気がします。私も人生でいろいろと嘘をついてきました。しょーもない嘘もありました。でも、最近は、別に嘘をついてまで説明しなく

その感情は、私たちがつくった枠組みの中で起きる

ケネス・ガーゲンとメアリー・ガーゲンの「現実はいつも対話から生まれる」を読んでいました。 心理学者であるガーゲン夫妻は、「社会構成主義」という考え方を提唱していて、私はその理論に沿って物事を考えることが多くあります。今回もいろいろ考えたので、シェア。 本はこちら 社会構成主義とは? ざっくり言うと、社会構成主義とは「社会の様々なことは、人の頭の中でつくられたものである」ということです。私たちが普段から使っている概念は、もともとあったわけではなくて、私たちが生きていく中

「書く相談」と「聞く相談」のちがいとは

最近、相談室バオバブもメッセージ相談を始めました。 メッセージ相談をやっているカウンセリングルームは結構あって、私も別の場所でメッセージ相談を受けています。何人かは定期的にご予約をくださって、書いて、読んで、たまに電話で話す・・・そんなやりとりを続けています。 普段zoomや電話でお話するような「聞く相談」と、メッセージを「書く相談」は、根本的に違いがあるように感じています。 聞く相談って、相手が話しながら自分の考えを整理したり、自分の感情を出すことに集中できる時間をつ

「折り合い」に口を出さない、その2

過去にこんな記事を書いていて。 去年の1月6日は、修士論文の提出直前だったのですが、その時に思わず書いた記事です。 ソーシャルワーカーは、人の折り合いに触れやすい立場だなと思うのです。 自分が生きていくために、「本当はこうしたかった」と「現実」の間でゆっくりと折り合いをつけていく。 それは人間誰しもが行う作業なんだけど、障害があったり、環境的な困難があることによって、「本当はこうしたかった」に対して折り合いをつけることが多いと感じます。そして私たちは、そんな場面に立ち

いい印象はちょっと意識したらつくれる

本日は、後期の授業最終日でした。最後のおまけで学生に伝えた言葉はこちら。 相談は情報収集だという話は割愛しまして、「良い印象は道を拓くよう」の話を、noteでもう少し話したくなりました。 よく、「印象がいい」「頑張っている感じがする」「感じがいい」と言われます。 ええ、私の話です。ほんとなんです。信じてほしい。ちらりと会ったことある人は、感じてくださっているのではないでしょうか。そうでしょう?そうですよね(圧)。私をよく知っている人は、「時と場合によるけどな」と思ってい

他者の言葉より自分の思い込みの方がつよい

中野信子さんの「世界の『頭のいい人』がやっていることを1冊にまとめてみた」を読んでいます。 (頭よくなりたいって憧れているのバレちゃうな…) 本の中の言葉で、「あら!ここにも!」と思う言葉がありました。 人間は、誰かの言葉では傷つかない。 自分が持っている自己イメージが、自分を傷つけるのだと。 これと同じことを、最近noteに書いたな〜と思いました。これだこれだ。(最近といっても、もう半年前だ) この記事では、私はByron Katieの言葉を引用していました。今回

一回で最大級のやくわりを果たしておわる相談がある。

昨日のnoteに書いたことなのですが。 「定期的に来てくれる方がもう十分いるので(まあいいや)」みたいな書き方をしたのですが、「定期的に来てくれる人が大事」という風に聞こえて誤解を生んだら嫌なのでもう少し書こうと思いました。 定期的に来てくれる人たちだけが大切なわけではないし、定期的に相談に来ることが大事だとも思っていません。 一回で終わる相談って、たくさんある 相談が一回で終わることって、たくさんあります。バオバブでもたくさんあるし、その他の場所でもたくさんあります

相談の口コミ(クチコミ)のはなし。

口コミって見ると、「ろこみ」って読んでしまう私です。今日はクチコミの話。 noteを毎日書き始めて、相談室バオバブには新規のお客さんがいつもより多い頻度でいらっしゃいました。ありがとうございます! いっぱい書けば誰かの目にとまる機会が増えるし、そしたら「この人と話してみようかな」と思ってもらえる。嬉しい循環です。 今回、「どんな風に聞いてもらえるのかわからなかったので、いろいろ調べるのに時間がかかってしまいました」とニコニコおっしゃった方がいました。 みたいに言ってい