見出し画像

【呼吸の奇跡*声の魔法8】静かであること

前回、「きく」は2種類あるとお伝えしました。

【hearig】
自然に聞こえてくる。受動的。
漢字で表すと(聞く)。

【listening】
よく聴く・耳を傾ける。能動的。
漢字で表すと(聴く)。

コミュニケーションに必要なのは、「listening(聴く)」を、より意識することでしたよね。

では、聴く力を付けるためのレッスンをご紹介します。

まずは、

●軽くストレッチなどをして身体の強張りを解す。
●口からゆっくりと息を吐き吐き切ったら、鼻から軽く吸う

ここまでは、リラックスする方法ですね。
次に、

●右耳を優先させて周囲の音を聴き取る。
●小さな音でハミングをして、ご自分の声を右耳で聴く。

一日のうちの、ほんの1~2分で構いません。
周囲の音やご自分の声を、自然な呼吸を続けながら聴いてみて下さい。

この時、頭の中のおしゃべりは止まっていますよね。
この静けさが、大事。

コミュニケーションの基本は、「静かであること」なのです。

緊張が強いと、静かであることに恐怖を感じます。
ああ言われたらこう言おうと、応対のシミュレーションを止められない人もいます。

呼吸を止めないで。
どうか落ち着いて。

心身がリラックスをして頭の中のおしゃべりが止むと、思っている以上に
コミュニケーションの循環はスムーズになります。

それでも、緊張する。
コミュニケーションが苦手。
そんな人は、どうしたらいいの?

では、声とコミュニケーションを豊かに育てるために、次回はもう少しそのあたりを掘り下げてみましょう。

(つづく)

お読みいただき、ありがとうございました。ご支援をいただけるのは、とても励みになります。嬉しいです。引き続きよろしくお願い致します。