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眠らない魚、かいぱんを訪ねて

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木魚の原形、かいぱん。京都のお寺で出会ったユニークなかいぱん達を紹介します。
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#萬福寺

金色の布袋さんがニカッと笑う萬福寺。かいぱんは、むっちりボディで器量良し。

金色の布袋さんがニカッと笑う萬福寺。かいぱんは、むっちりボディで器量良し。

 時を知らせる魚「開梆」。ひらがなで書くと「かいぱん」。一気にゆるキャラみたいになる。かいぱんは木魚の原形。口にくわえている玉は煩悩で、かいぱんを叩いて煩悩を吐き出し、より精進しましょうというもの。お堂の前に吊り下げられて、毎日、法要や食事の時間を報せています。そもそもどうして魚なのかというと、魚は眠っている間も目を閉じないことから「不眠不休で精進しなさい」という思いが込められているとか。

 京

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