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【最終報告会】株式会社ベーシックシネマ ~(仮題)『そこにあるもの ~福島県浪江町の2023年~』④

全国・世界・地元から、福島県浜通り12市町村にて芸術家が滞在制作をする「ハマカルアートプロジェクト」(経済産業省令和5年度地域経済政策推進事業(芸術家の中期滞在制作支援事業)。
その採択プログラムの紹介として、ここでは板橋基之さん(株式会社ベーシックシネマ)による「請戸・苕野神社の再建と人々の暮らし」をご紹介しています。

今回は板橋監督のプロジェクトに触れる4回目、最終回として「最終報告会」についてご紹介します。

・ハマカルアートプロジェクト 最終発表会
 2024年2月20日(火) 15:00~ 於:コススタ(双葉郡富岡町)

撮影過程等について報告される板橋監督

各プロジェクト代表者らによる登壇と成果発表の中で、ご自身の滞在制作、及び所感について発表なさった板橋監督。

社殿が流出したままの苕野神社

前回お伝えした安波祭の撮影を以て、本制作に関しての現地における収録活動は一旦終了され、目下編集中とのことです。

板橋監督による報告スライド

震災前から請戸での取材をなさっていた監督。そのつながりについてのお話しや、現在の請戸漁港は、漁協の意向もあり、取材・撮影等が制限されている場であることから、撮影で苦労があったことや、安波祭が大賑わいであったことなどが報告されました。

また、今後は一旦5月をめどに映画が完成する予定で、主要映画会社への配給営業や、上映会の開催を構想されているとのことです。
中でも、請戸が位置する浪江町での上映会や、落成した苕野神社の社殿に見せるような、苕野神社への奉納上映も目論んでおられるとのことで、来年度の動きも非常に気になるところです。

また、今回の作品でおしまいではなく、今後も浪江町との関わりや取材等を持って続けて行きたいとの報告でした。

質疑等でもニコニコの監督

ということで、今回は2月20日に行われた「ハマカルアートプロジェクト2023 最終報告会」での板橋監督の最終報告等についてお伝えしました。

そして今回で

  • 株式会社ベーシックシネマ ~(仮題)『そこにあるもの ~福島県浪江町の2023年~』

のレポートは最終回となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
(特筆等ない場合、各数値等は執筆時2024年2月時点のものです)