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12月16日 アーティスト・イン・レジデンス中間報告会記録

福島県12市町村における住民の帰還促進や移住人口・関係人口の増加を念頭に、映像・芸術文化による地域の魅力の掘り起こしや交流を通じた地域コミュニティの活性化を図ることを目的として、世界・全国・地元から集まった芸術家による14のアーティスト・イン・レジデンス・プログラムが進行中のハマカルアートプロジェクト。

その中間報告会を12月15日(金)、地元の多彩な表現が一緒に触れられるアート交流会を12月16日(土)、南相馬市小高の「浮船文化会館」にて開催しました。

ここでは、2日目「アート交流会」の様子を紹介します。
(12月15日の中間報告会の様子はこちら)

アート交流会オープニングセレモニー

16日は滞在制作内容のプレゼンテーションの他、南相馬市小高の浮舟文化会館 駐車場特設ステージにて、福島初上陸のグルメや地元発の文化ステージ、ワークショップ体験が楽しめる内容で行われました。

オープニングセレモニーでは、相双地域で開催される国重要無形文化財「相馬野馬追」から小高騎馬隊による開会宣言や川俣町を拠点とする山木屋太鼓によるパフォーマンスが行われました。

小高騎馬隊を呼び込む様子
会場に入場する小高騎馬隊
山木屋太鼓の演舞

ハマカルアートプロジェクト 制作者プレゼンテーション

ステージでは第一次・第二次採択者がそれぞれの取り組みについて発表しました。
【第一次採択アートプログラム】
■ 板橋基之 + ベーシックシネマ
制作分野:映画
制作地域:浪江町


■ 緒方彩乃 + 久留飛雄己
制作分野:パフォーミングアーツ グラフィックデザイン
制作地域:南相⾺市、楢葉町、⼤熊町、双葉町、飯館村


■ 安芸早穂子、伊藤隆介、gwai、⼩原⼆三夫、春⽇井孝明、川⼝蓮、奥誠之 + アートと考古学国際交流研究会
制作分野:現代アート
制作地域:南相馬市


■ コロガロウ (佐藤研吾、五⼗川泰規)、野宮有姫、⻄尾佳那、中澤ナオ、渡邉塊、武井希未 + MARBLiNG
制作分野:演劇、現代アート
制作地域:飯館村


■ 藤本梨沙、清水康平、パフォーマンスユニット humunus + 秋元菜々美
制作分野:演劇・現代アート・建築
制作地域:富岡町、大熊町
(※16日は欠席)


■ タル・ベーラ、小田香、公募による8名の映画制作者 + フーリエフィルムズ
制作分野:映画
制作地域:12市町村すべて(予定)


■ 経営芸術総合研究所
制作分野:現代アート
制作地域:広野町、⼤熊町、双葉町


【第二次採択アートプログラム】
■福田果歩 + 福島中央テレビ
制作分野:映画
制作地域:⽥村市、南相⾺市、楢葉町、⼤熊町、双葉町、浪江町


■嶋田雄紀&大熊クラシック + リジョイス企画(音楽)
制作分野:⾳楽
制作地域:大熊町


■川内有緒、三好大輔 + 植田印刷所
制作分野:エッセイ、ドキュメンタリー映像
制作地域:⼤熊町、双葉町


■石上洋、的場真唯 + ガッチ株式会社
制作分野:現代アート
制作地域:浪江町


■横田岳史 + エフエムしろいし (札幌)
制作分野:ボイスドラマ
制作地域:南相⾺市、富岡町、⼤熊町、双葉町、浪江町


■開沼博、古川日出男、大森克己 + モダンシングス
制作分野:フィールドレコーディング
制作地域:楢葉町、富岡町、双葉町、浪江町


■三塚新司 + ティントラボ
制作分野:現代アート
制作地域:南相馬市

上記は経済産業省採択資料による制作分野・地域になります

第二次採択者によるポスター展示説明

15日に引き続き、屋内会場には個別のプロジェクトの内容が掲載されたポスターを展示し、二次採択者によるプロジェクト説明会も開催されました。

屋台グルメやワークショップ

お楽しみコンテンツとして、こぼれイクラ丼や豚汁、唐揚げ、りんご飴など地元発のグルメも盛りだくさん!


南相馬市の伝統文化を体験できるワークショップでは、来場者が藍染や稲穂飾り作りを体験していました。

富岡3・11を語る会による語り部とトモダチプロジェクトのライブショー

2013年から活動をしている3・11を語る会の学生が登壇し、災害に関する紙芝居や3・11に関する物語を語りました。

紙芝居を読む高校生
3・11に関する物語を読む高校生たち

また、東日本大震災をきっかけに誕生した「みんなのうた」から始まったトモダチプロジェクトの子ども達が歌とダンスで最後を飾ってくれました。

12月15日、16日にわたって開催されたハマカルアートプロジェクト福島県12市町村まるごとアート交流会にて、行われた中間報告会及びアート交流会にて、地域と採択者・アーティストがつながることができる機会を得ることができました。
今後も個別に採択者の方々の取り組みを追いかけていきました。


今回のイベントは「令和 5 年度予算 経済産業省 芸術家の中期滞在制作支援事業」の中間報告会として開催いたします。 経済産業省から採択された、株式会社アドギルド・ジャパンが主幹するコンソーシアム各社 (一般社団法 人クリエイティブクラスター・合同会社 teco LLC)とともに事務局を運営しています。