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ADHD細々日記(叱る声)

今日は買い物に行った。
家の冷蔵庫がもう空っぽだったので、自転車を漕いで渋々スーパーに向かった。
どうも夕方からは雨が降るようで空気が湿っていた。
スーパーで食品を見繕った帰り、自転車を漕いでいると私の前に小さな自転車に乗った女の子と、こちらも自転車に乗った母親らしき女性が前にいた。
女性の後ろにはチャイルドシートのようなものが取り付けてあり、初めに見た女の子よりもさらに小さな女の子が乗っていた。
信号が変わり走り出した私たち。しかし、チャイルドシートに乗っていた女の子がどうやらお菓子を落としてしまったらしく母親は私の前で脇に逸れて止まった。
しかし女の子はなぜ急に母親が止まったのか分からないという顔をしながら、スピードを緩めふらふらと横を見ながら進んでいた。
ちょうど私の目の前だ。
私も自転車を漕ぐのは遅く、重たい荷物を持っていた為、女の子にぶつからないようにすぐに自転車を止めることが出来た。
しかし母親の方は娘への危機感か、私への配慮か、またはその両方かがそうさせたのだろう。
女の子の名前を呼んで大声で叱りつけた。
私は誰かが誰かを叱りつける(特に親子間)場面を見るのが酷く苦手だった。
おそらく自分が幼少期そうされてきたせいだろう。なにもなくとも年上の女性というだけで苦手だ。
そんな場面に遭遇してしまいショックを受けた私は、帰って買い物袋から食品を冷蔵庫へ移し、布団に潜ってこの日記を書いている。
自分が叱られた訳でもないのに、もやもやとくらい気持ちが渦巻いている。
元々耳の聞こえない、または聞こえなくなった方には大変申し訳ない話だがたまに自分の耳が聞こえなくなってしまえばいいのにと思う。
そうすれば大きな音に驚くこともないし、街中のキーン!といううるさい周波のようなものに悲鳴をあげることもなくなるし、今回のように誰かが誰かを叱りつけている場面に遭遇することもないのだろう。

と、そんなことは都合よく起きたりはしないので、私は一旦眠ることにする。
いくつか買い忘れがあったので、また明日買いに行かねばならない。
今日は晩ごはんを作れたらよしというこにする。

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