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家焙煎のメリットその2 ”最高級の豆を、市販品のわずか”1/3程度の値段”で楽しめる”について

家焙煎に興味を持った際に気になるのがコストですが、結論から言うと、コストメリットは”絶大”です。

私も使用している家焙煎の定番とも言うべきユニオンのサンプルロースター現在の価格は42000円程度です。一見高そうですが、少し考えてみると毎日コーヒーを飲むようなコーヒー好きにとっては決して高くはないことが分かります。その根拠を示します。

スペシャルティコーヒーの生豆の価格はざっくりとスペシャルティコーヒーの焙煎豆のおよそ1/3程度です。生豆は焙煎によって水分が減少することで重量が20%弱程度目減りしますが、それを鑑みても上記の価格差があります。

下記のグラフは縦軸を費用、横軸を年数として、お店で焙煎豆を購入した場合と、生豆を購入し、家焙煎した場合とを比較したグラフおよび両者のケースの差分を示したグラフです。
計算に用いた条件は下記のとおりです。

・毎日2杯、1杯当たり10gのスペシャルティコーヒーを使用
・焙煎豆については、100g当たり650円として計算
・生豆については、費用100g当たり228.15円として計算
(最近購入したスペシャルティコーヒーの生豆5kg、9126円。焙煎による重量の目減りを20%と想定した場合の費用)。

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グラフを見ると分かるように、生豆を購入した家焙煎のケースでは初期投資として焙煎機の代金分の費用が発生していますが、上述の豆コスト1/3程度の恩恵を受け、わずか1.4年で焙煎機台分をペイでき、焙煎豆を購入し続けた場合と並ぶことが分かります。そこから先は家焙煎の方が1年ごとに実に3万円程度得をし続けるという計算になります。

私の場合、すでに6年ほど家焙煎を続けていますのでおよそ14万円程度得をしており、今後も得をし続けることになります。改めて計算してみるとなかなかの金額ですね。

以上、家焙煎のコストメリットは”絶大”というお話でした。もちろん焙煎の手間はかかりますが、焙煎に興味がある方なら焙煎作業もきっと楽しめるはずです。

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