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コピールアーが許せない

(トップ画像は本物のCOREMAN VJ16。念のため)

コピールアー無法地帯

コピールアーというものがある。ひらたくいえばパクリルアーのようなものだ。まぁ、パクリルアーといっても程度問題なところもあり、見た目がちょっと似てるもの、コンセプトが似ているもの、オリジナルに寄せて誤って購入させようとしているものなど、様々だ。

しかし、ここでいう狭義のコピールアーというのは、一線を越えてしまったもので、「まんま同じ」というレベルのものである。ここ最近、そういうものがあまりにも多く蔓延っており、非常に腹ただしく思っている。

コピールアーの総本山

あまりにも悪質だと思わざるを得ないコピーメーカーがある。絶対買わないでほしいのだが、「コアマンVJ」で検索すると、あまりにもそっくりで二度見してしまう「xxxxルアー」というブランドの商品がAmazonや楽天ですぐに見つかると思う。

まぁ、このコピーブランド(?)が本当に節操がなく、ありとあらゆる人気ルアーをコピーしまくっている。よくもまあそんなスピードでパクリと製造を続けられるものだと驚くのだが、ざっといえば以下のオリジナル製品のパクリルアーを作っている。どれも売れ筋製品だ。

VJ、ZETTAI、レンジバイブ、ローリングベイト、セットアッパー、サイレントアサシン、Dコンタクト、X80、Vision one-ten、マキッパ、komomo、フランキー、バロール、ダッジ、などなど・・・

一番衝撃的だったのは、ST-46という品番でトレブルフックのばら売りをしていたことだ。ソルトルアーをやっている人ならみんなご存じ、カルティバの超有名フック「ST-46」をそのまんまド直球でパクっているのである。ルアー名どころか、品番そのままをパクるというのは暴挙と言って差し支えないと思う。

Amazonで「ST-46」を検索するとxxxxルアーがスポンサー広告をつけているせいで正規品より上位にxxxxルアーの偽物フックが表示されてしまう事態になっているのだ。オーナーばり、早く訴えたほうがいいって!

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もはや完全に居直っているとしか思えない。

製品名にみる悪質性

他の製品にしても、明らかに誤認誘導させようとしているのが製品名からわかる。例えばCOREMAN ZETTAIのパクリ製品の名前が「KANARAZU」だったり、スミスDコンタクトの製品名が「 D-ミノー ヘビーシンキングミノー 50mm 4.8g タングステン内臓 ヤマメへのコンタクトに。」だったり。あと「内蔵」と「内臓」間違えんなよ!

しかし、先に挙げたST-46にせよ、ローリングベイトならぬ「ローリングミノー」など、初心者からすれば普通に間違ってしまうことすらあるのではなかろうか。

製品名も当然ながら知的財産なのだが、無遠慮に侵害する様子からは罪の意識など全く見当たらない。

買うユーザーもどうなのよ?

メーカーが大概なのは言うまでもないのだが、買うユーザーがいることも残念だ。いや、気持ちはわかるよ。正規品のルアー高いし。バイブレーションなんてすぐ根がかってロストするし、1釣行で3個ロストなんてした日には5000円くらいの損失だもんな。

でも、だからって安易にコピー品に手を出すということは、正規品を作っているメーカーを足蹴にすることと同じだ。

VJは定価1,400円する。もちろん原価はそんなにしないだろう。タングステン素材でもないし。

でも、製造原価のほかに、企画開発費、商標登録手数料、パッケージやロゴのデザイン費、販促費、流通コスト、会社の家賃や光熱費などの間接費、いろんな金がかかっている。なにより、売れるかどうか確証がないのにリスクとって法人を立ち上げたり金型作ったり従業員雇用したりしているんだよね。そういう事情に思いを馳せず、安いんだからコピーで十分なんて短絡的な選択をしちゃうのってどうなのよ?そんなことしてたらルアーメーカーなんてすぐ無くなるし、リスクテイクして意欲的な製品作ってくれる人いなくなるんじゃない?だから私は絶対にコピー商品を使わないし、コピーメーカーを憎んですらいる。

通報してみた

ということで、Amazonと楽天には悪質な出品として通報してみた。リアクションあるかどうかわからないが。。。

あと、オーナーばりにも「対処したほうがいいと思うっす」とメールしてみた。おせっかいだし、すでに把握していると思うけども。

なにか反応あったら続報書いてみます。


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