本の小まとめ(ビジネスモデル全史_1)

気になった部分

ネットビジネスにクレジットカード決済が持ち込まれたときは少額決済が難しかった。PayPalはメールやwebでの取引、買い手保護制度を取り入れ、安全な少額決済を実現した。ペイパルマフィアは「信用」と「少額決済」によるビジネスの成功で生まれた起業家、PayPalの企業文化を受け独立した起業家の両方を指していると感じる。

フリーミアムは一部利用者負担型として定義されている。例えば、基本は無料で遊べ一部の課金アイテムで利益を得るソーシャルゲーム市場や基本サービスは無料にして一部の機能を有料会員サービスにするビジネスモデルがある。フリーミアムは組み込みやすいビジネスモデルだと考えられる。しかし、収益を安定させるには利用者数の増加と無料会員から有料会員に変わるまで耐える資金が必要となる。したがってフリーミアム・モデルは安易に選択すると無料が維持できず失敗する可能性が高いと感じる。維持費が極端にかからない商品や有料会員化が高いサービスならこのビジネスモデルは使いやすいと考えられる。

オムニ・チャネルはリアルとネットの行き来をスムーズにしたビジネスモデルである。顧客への対応をリアル店舗とオンラインショップ両方とも一元化する。例えば、リアル店舗とオンラインショップ両方の物販情報をリアルタイムで把握するシステムを置くことにより、「気に入った商品の売り切れ」という機会損失をなるべく少なくする。特にこのビジネスモデルは靴のようにためし履きが必要とされる商品に対し、オンラインショップからリアル店舗の来店、リアル店舗のお試しからオンラインショップでの類似商品取り寄せなどが簡単に行える。

気になった単語

フリーミアム
ペイパルマフィア
オムニ・チャネル

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