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何を見てもこんなもんかと

満足しない自分は何を求めているのだろうか

世界一周を目指し、日本を発ったあの日から1ヶ月。

毎日の未知との遭遇への驚きと興奮の中、どこか"こんなもんか"と思う自分がいた

インドの寝台列車に揺られながらぼーっと外を見ている時、ふと頭に理由が浮かんだ

"自分はそこにある何か自体ではなく、それに触れた時、何を感じるかに興味があるんだ"

情報が溢れる世の中、その場所の写真や他人の感想なんていくらでも見つけられる

けど自分の感情はそこに行かないと見つけられない

その地に立った時にこう感じるべきだ、と顔も知らない他人に勝手に揺さぶられていた

一人旅の醍醐味のひとつは、物事を思う存分、自由に感じられること

感じることは他人と違って良いのだ
自分の感情は自分の物だ

これに気づいた時、心が軽くなった

今日も自分の感情を探しに、まだ見ぬ世界に踏み込む

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