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疲れやすく、バスや電車に乗れない10代女児の栄養療法による改善例

神戸市須磨区で心療内科、栄養療法を行ております
海浜ハートケアクリニックです。栄養療法による改善例を記載していきます。

疲れやすく、頭痛、バスや電車に乗れない
10代女児

小学生低学年より、夏を中心に易疲労性、臥床、頭痛、不安感が強い。
給食が食べれないので、前日の夜から不安がある。

5年生のバス旅行でかなりしんどくなり、ショックを受けた。母が往復送迎してやっとで帰宅後、シクシク泣いている状態。

この頃よりお母さんが調べてホエイプロテイン20g開始。

某栄養クリニックで、鉄を出してくれないので、
10月に当院初診。

BUN=13.3 クレアチニン=0.4 CK=90と
タンパク質不足 筋力低下気味

AST/ALT=30/14  ビタミンB6不足
フェリチン=26.9 鉄不足

インクレミンシロップ、ノベルジン25mg
プロテインにビタミンCとナイアシンフラッシュフリーを溶かして摂取。
ビタミンBも朝、晩にカプセルで。

12月 まだ学校に行く前が心配。教室に入るとまし。採血は、

BUN=17.7 クレアチニン=0.77 上昇👏
フェリチン=59
ALT=22 上昇👏

全体的にいい方向なので、継続指導。

1月 冬休みは安定。不安や咳払いのチックはあるが、しばらくすると治る。遠足や、遠方の墓参りに行けた。

3月 卒業式の練習や、友人とショッピングにも行けた。

4月 中学生へ。卓球部に入り、以前のような不定愁訴がなくなり、安心して見ていられるとのこと。

内服を嫌がり出しているが、成長期であり、月経もあるので継続を指導。
フェリチン=85まで来ました!

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母親の努力と、本人も治療意思がしっかりあり、改善したと思われました。

クレアチンもエネルギーに関わるので、間接的にエネルギーレベルの参考にしています。
(クレアチンリン酸として、筋肉、神経細胞に貯蔵→リン酸が外れてATP産生)

筋肉にも鉄が必要です。
マグロやくじらのお肉は、ミオグロビンが多く、酸素を溜め込んで長時間潜れるのです。
人間に置き換えると、体力や持久力といえるでしょう。

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