聖地で古民家を買う。
どうも鱧です。
たまには更新してみようと思いまして、
不得手な文章を書いてみてます。
話題はアレです。尾道移住です。
スペース等で何度か話していますが、
自分にとっては大きい出来事なのでNoteでも残しておきます。
喜安〇平の世界的な副題でお送りします。
と、その前に…
本来冒頭に書くべき概要ですが、筆者は2004年放送開始から20年続いているアニメ「蒼穹のファフナー」が大好きなオタクです。
その「蒼穹のファフナー」のモデルの地が「広島県尾道市」。
当noteでは、作品を通じて聖地沼に落ちていく話をダラダラと綴ります。
興味があればお付き合いください。
①はじめての尾道
尾道×ファフナーコラボが延長になった2020年1月が初めての帰島。
飛行機バスVS己の体力の結果、三半規管が敗北し半グロッキー状態なのを押し殺してラーメンを啜りに行ったのが生まれて初めての尾道との対面でした。
島民が初帰島すると必ず解放されるメモリージング
「尾道…知ってるぞ……」
を体感し聖地巡礼のスタートを切った記憶が鮮明です。
1日も蒼穹に恵まれなかったものの、最後の最後までみっちりオノミチミールを吸って帰りました。
そうするともう戻れないんですよね、島民ならわかると思うんですが、ファフナー同様底なし沼なのが尾道なんですよね。
初帰島から1年強で再訪、その半年後に再訪、翌月再訪、半月後に再訪、という感じでサイクルが早くなっていくわけです。
ここで転機
偶然バーで尾道に住まわれている島民さんに出会い、
「そんなに尾道に来るならいっそ家を借りたら?」
と言っていただきました。
なるほど
そうか
確かに
②はじめての二拠点
家に帰宅するなり、即物件物色~翌月内見~当日契約という感じでスピード決定、関東⇔尾道の行ったり来たりが始まります。
頻度は月1〜2回ほど。
長期で休みを取り、新幹線や車で来て滞在していました。
二拠点をしてみると、尾道での暮らしの解像度がぐっとあがり、まるで尾道に定住している気分になります。
これが竜宮島での暮らし…
聖地も生活区域の一部になり、すっかり馴染んでしまいました。
③はじめての古民家
いつか古民家が欲しいけど…まぁ、万が一尾道に飽きてもすぐ卒業できるし、という感覚で賃貸物件を借りていた筆者。
しかし、尾道に飽きるどころか、行く度にズブズブと沼の奥底へ沈んでいってしまっていました。
本格的に古民家を探そう!
と思い立ち、 地元民に聞き込みを始めます。
「古民家欲しいなら人脈が大切なんじゃあ」
「空き家バンクに登録してみたら?」
「あっこが空き家になっとったよ」
色んなアドバイスをいただき、地元民の優しさを感じつつ、一筋縄では行かないことを悟りました。
なので、1番手っ取り早い空き家バンクに登録をして、とりあえず覗いてみることにしました。
空き家バンクへの登録は、NPO法人空き家再生プロジェクトの事務所へ赴き、登録の手続きを進める必要があります。
アポイントを取り、当日に直接担当の方へどういう意図でどのくらいの家を探しているかを伝えて説明やアドバイス、心得をご教授いただきます。
(なんかイケるかも…)
謎の自信が湧いてきた筆者は、登録したてホヤホヤの空き家バンクへアクセスし、物件を漁ります。
勘は当たったようで、超がつくほど魅力的な物件を早速発見。
状態もそこまで悪くなく、何より佇まいがかなり好み。
(住みたい!)
そう思った筆者は、早速身内に相談します。
ですが、最大のデメリットをつつかれてしまいました。
それが、【家がデカイ】こと。
どう考えても持て余す大きさでした。
諦めるか…せっかく素敵なお家を持て余すのは、この町にとって貴重な古民家に申し訳ない、もっといい人の手に渡った方が良いと思った……はずでした。が。
「やっぱり外装だけでも見たい!目で見てみないと分からないだろ!」
諦め悪く、見に行くことにしました。
当日。
見に行くまでの誰もいない道中で、
「どしたん?こんなところになんか用かね」
とおばあさんに声をかけられました。
人気のない道を歩いていたせいです。
慌てて「空き家探してて!」と返したところ、そのおばあちゃんも家を手放そうとしていたらしく、流れで家を内見させてもらうことに。
どういうことや…そんなことあんのか……(感動)
部屋を隅々まで見せていただき、家が建てられるまでの歴史まで語ってくれました。
尾道オタク大歓喜です。
そしておばあちゃんの家は、めちゃくちゃ…超素敵でした。
「こんな素敵な家…手放しちゃうの勿体ないですね」
あまりにも素敵すぎて、事情を理解しつつそんなことを言ってしまうくらいに、です。
そんなに魅力的に思うなら、とおばあちゃんは連絡先を交換してくれました。
その後、おばあちゃんの家を譲り受けることに至ります。
おばあちゃん、あの時声をかけてくれてありがとう…。
あの時、諦め悪く空き家を見に行ってなければ
あの時、声をかけて貰ってなければ
たぶん筆者は未だに古民家を探していると思います。
このご縁に感謝して、
尾道の町並みと共に大切にさせていただきます。
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