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ダメリーマンのあがき#4『何かじゃだめ』

うぬぼれるとはこのこと


セカンドビジネス。まー、自分のコネクションを使っちゃってね、チャチャチャっとね。こなしちゃうわけですよ。

んなわけない。

あまい。ウルトラあま過ぎた。

テキトーにもらった仕事にあらためて目を通したとたん、ふき出すヒヤ汗とアブラ汗。
いやいや、これ、何十年も前にやっていたプログラマーのレベルで何とかなるモノじゃないって。

今求められるプログラマーのスキルレベルってこんなに高いのか。聞いてないぞ!確認もしてないけど。

とはいえ、元上司と青年の顔をつぶすわけにはいかない。自分のフルスキルとフル人脈、フル時間とフル体力をフル稼働させ、命がけの個人戦がはじまったのだった。

帰宅してから、夕飯もそこそこに解析、解析、解析。睡眠時間も2~3時間しか取れず、地獄の60日間をがっつり堪能した。

そもそもこの仕事、個人事業主がフル稼働でやる仕事である。本業を持ってる人間が帰宅してから片手間にやるような仕事じゃない。寝る時間がまともに取れない。ガチで命をけずられた。

やっと命をつむいだ依頼作業が形になった。
しかし納品するも、嘲笑まじりで「NGです」の電話連絡が。おびただしい修正依頼をもらい、さらに2週間の地獄生活。

何とか納品にこぎつけ、渋々青年から報酬が振りこまれた時、ダメサラリーマンはまっしろな灰と化していた。

これは無理。これは副業じゃない。複業だ。何とか納品は出来たが、とても身体がもたない。

この仕事は1回でギブアップ。むりむりむり。心のそこから懲りた。

やはり、同じ業種の仕事を2つカケモチするのはムリ。なにか別の、自分に合った仕事はないの?それを見つけないと家族もろとも海のモクズとなっちまうのに・・・。


そして、ダメリーマンは本格的なセカンドビジネス探しの旅へ出かけることになったのだった。


50代でも出来る、より楽しい人生選びを伝えます。今この瞬間が一番若い!動くなら今です。