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職人について
成人式に行ったのは、はるか昔。
大人になったら・・・
どこかの会社に入って、仕事して、
そのうち結婚して、子どもが生まれて・・・
という当時の「普通」な未来をみていたのか?
まったくその線路には乗れないよ。
と20歳の自分に教えてあげると
びっくりするか? だろうねと思うか?
その後、
20代の私の周りには、いろいろな分野の職人さんがいて、
潜在的にあこがれていたのか。
自己紹介で、「〇〇職人の△△です。」なんて。
あの日、車座になって順番に自己紹介していく場面。
自分の番で、「オフィスワーカーです。」と言って、
「お~、珍しい!」って言われた日をなぜか忘れられないな。
その後、ふとしたきっかけから、
靴を作る学校に入ることとなり、
靴を作る人だったり、教える人になり、
そのうち職人となる・・・かと思っていたけど。
職人とは、その手仕事によって生計を立てる人だろう。
私は職人にはなれていない。
浅はかな自分の考える未来は
訪れなかった。
それでも、なんとかやってるね。
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