はるたろう

「絵師で物書きでときどき奈落の底に落ちるけれど基本はにこにこしています」 珈琲と煙と音楽と植物と猫が好き。

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  • 晴の徒然なるままモノローグ

    思いついた時に書きます。毎日書くかわからないので日記ではないな。自分に起こった出来事、思った事、昔語りなどのノンフィクションです。テキスト、アーカイブ。

  • あれやこれや感想文

    感想です。

最近の記事

母と離れ、仔猫に出会う

2023年、12月21日。お袋が自分で購入し終の住処として大事に暮らしていた3LDKのマンション(今の僕のうち)を出ていった。 今年夏の終わりに、1度別れた男(母より1つ上の後期高齢者)から電話があったのがきっかけだ。男が住んでいる都営住宅が老朽化故の建て替えで新築になり、居住権がある住民が一斉引越しをするという。男は人生で1度も結婚した事がない。当然家族はおらず、何十年にもなる独居暮らしがシンドかったようで、お袋を呼び出して話し合い、「そろそろ終活を考えねばならない年齢に

    • 絶不調

      この季節はいつもダメだ。気付いたのは、精神科の主治医から言われたこと。「はるたさんは、カルテにもあるけれどいつもこの時期は調子が悪くなりますね。季節性ウツというか冬季型ウツかもね」 秋冬は割と好きな季節だ。空気が乾燥していて透明だし、汗をかくことも少ない。月はきれいだし、いろいろと好きな要素が多い。 でもだ。起きられないのだ。普通に寝る。6時頃には起きて朝食の用意だとかいろいろする。お袋と朝食を食べて朝ドラを見ながらコーヒー飲んで薬を飲むために自室に戻る。それから二度寝を

      • 放置ブロッコリー

        外出から戻ってきたら、台所の洗い桶の中に生の丸ごとブロッコリーが水に浮いていて包丁が置いてあった。 お袋は定期検診で病院から帰ってきて自室で寝ている様子。この頃いつもそうだ。どこかへ出かけると、すぐ疲れた眠いと言ってちょっとだけ寝る。 もう夕飯の用意をする夕方だったから、炊飯ジャーをスイッチオンにして、とりあえず洗い桶にぷかぷか浮かんでいるブロッコリーを解体して茹でることにした。ブロッコリーはビタミンCだかなんだかが茹でると水に溶けて出てしまうから、僕は以前は洗ってカット

        • 店ピアノ

          某局で、「空港ピアノ」「駅ピアノ」「街角ピアノ」ってのをたまにやっている。誰でも自由に弾いていいピアノを日本を問わず世界のあちこちに置いてあるところに定点カメラを設置して、立ち寄った人がピアノを弾いて楽しむ様子とちょっぴりインタビューを付けただけの番組だ。 僕はその番組が好きで、やっているとついつい見入ってしまう。この人はなぜこの曲を選んで弾いているんだろう? 知らない曲だけれどいい曲だな… 僕は小学生の頃にピアニストになりたいと先生に言ったら「ピアニストは2歳から始めない

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        記事

          お年玉

          元日の日は、喪中を気にしながらも、妹一家が昼に家にやってきた。 お袋が「おせちは作らないけれど、お雑煮とお煮しめだけは作る」と言って張り切ったのでみんなでそれらを食べた。 心配していた妹(情緒不安定、ガリガリに痩せている)だが、義弟さんと姪っ子ちゃんに囲まれてニコニコしているし、お煮しめもお雑煮もしっかり食べていたから安心した。 姪っ子ちゃんが、周囲をちゃんと気遣える優しくていい子に育っているので、よかったなぁと思う。いつもはあまりしゃべらない義弟さん(妹の旦那さん)も

          僕のプレイリスト

          一日のうちでいちばん音楽を聴くのは、夕飯後、 台所の後片付けをしてゴミ出し(一服を兼ねて)をしに外へ出る夜中の11:30〜12:30頃と就寝時。 やれやれ、今日も1日終わった。後は風呂入って寝るだけじゃあ♪と夜風の中で一服する時に聴く音楽なのでチルっぽい落ち着く曲か、まぁたまにノリノリな曲もアリだが、ちょっと書いておこうかな。

          僕のプレイリスト

          年末ミッション

          2022年12月27日は、 2時間くらいかけて、お袋から課せられたミッション『窓拭き』を頑張った。結露があったんでよく拭いて、乾いたタオルを窓下に置いていつでも気づいた時にタオルを絞るなり洗って乾かすなりできるようにしておいた。夕飯はキムチ鍋。 2022年12月28日は、 自分で自分に課したミッション2『メダカのミニ水槽をキレイにする』を頑張った。前の水槽はデカかったから飼育水を全とっかえするのは大変だったけれど、今回はちっぽけな水槽なのでラク。ただ子供メダカが6匹孵化

          年末ミッション

          ヒトカラと非常ベル

          朝イチでお袋が「今日は窓をキレイに拭くの!明日はワクチン接種で何も出来ないから」と言うから、ああそうだと思って「ごめん、今日あたり医者(ウツ)へ行かないと年内に薬が無くなっちゃうんだ…」と、逃げるつもりは無かったが慌てて医者へ行くことになった。実際毎朝飲むサインバルタがあと4日分しかない。 ……で、クリニックへ行き近況報告をし処方箋ももらい、さて昼メシはどうしようかな?という段階に至って、いつも寄り道をする。 月イチのヒトカラだ。行く店は決まっていて会員カードも持っている

          ヒトカラと非常ベル

          クリスマスプレゼント

          プレゼントを妹夫婦の家へ届けた。 宅配BOXに入れてメールをした。『クロネコサンタの宅急便です。宅配BOXの①にお荷物を入れました。少し重いので気をつけてお受け取りください。』 妹から「プレゼントあけました。私たちにまで素敵なプレゼントをありがとう。大切につかわせてもらいますね」との返信。 妹夫婦にはメッセージをつけたアロマキャンドルを1つずつ。妹にはラベンダーの香り、義弟さんにはシダーウッドの香り。 姪っ子ちゃんには、くるみ割り人形の本とカラヤン指揮の組曲くるみ割り

          クリスマスプレゼント

          2022年

          ずいぶん長いことnoteをお休みしていたので、最近になって再始動したわけですが。 2022年で良かったこと。 5月のGWに河口湖へ行って大きくて綺麗な富士山を間近で見たこと、それから映画『THE FIRST SLAMDUNK』を見たことが大きかったかな?と思います。 辛くてしんどい事もあったけれど、終わりよければすべてよし… という事で。

          メッセージ

          今まで、クリスマスプレゼントは姪っ子ちゃんにしか用意しなかったのだが、今年は親父の死とそれにまつわるゴタゴタがあったので、妹夫婦(姪っ子ちゃんの親)へも何か心が癒されるようなプレゼントを贈りたいと思い、ちょっと奮発して立派なガラスのホルダーに入ったアロマキャンドルを用意した。 クリスマスだし、姪っ子ちゃんと妹夫婦の家族3人で、キャンドルを灯してもらえたらいいなと思ったのだ。 メッセージカードも用意した。だがそれに何と書こうかと少し悩んでいる。 僕から見たら義弟(でも歳は

          メッセージ

          ネコちゃんロボット

          18日の日曜日は、隣の隣町へ4回目のコロナワクチン接種(オミクロン株対応)に行ってきた。 夕方近くからの予約だったので、お袋に「帰りに夕飯食べてくるから」と言いおいた。久しぶりに夜の自由時間だ。 3回目まではワクチン接種をした時は触ったか触らないかぐらいの感覚で全く痛くなかったが、今回の4回目は少しチクッとしたな。 チャリ号で行ったので街中を走り回ったり、休憩にカフェへ寄ったり自由に過ごして、帰りに温かいラーメンを食べたくなりバーミヤンを見つけ入店した。 すかいらーく

          ネコちゃんロボット

          ツブツブの命

          夕飯の用意をしていて思った事。 冷蔵庫にもやしが1袋あったので「お袋、これいつ買ったんだ?もやしは意外と脚が早い(腐りやすい)から、買ってきたら早く食べちゃわないと茶色くなってぐじゅぐじゅになっちゃうぞ?」と言ったら「あらそうだったわ。ん〜〜どうしようかしら」「軽くゆがいて胡麻和えにでもしたら?」 と、いうわけで僕はひたすら白胡麻をゴリゴリとすって味付けし茹で上がったもやしとあえていたのだが。 すり鉢やすり棒にくっついたゴマたちを見て思ったのだ。「このゴマ1粒1粒が、芽

          ツブツブの命

          ガンジーの教え

          昔、音響芸術の授業で映画「ガンジー(GANDHI)」を見せてもらった。授業の内容は、映画などの映像作品では音楽やSE(サウンドエフェクト)はどう使われどういう効果があるか?というレポートを書くものだったと記憶している。 印象に残っているのは『非暴力主義』という彼の生き方。うまく言えないが、人種差別を無くしインド独立のため、感情を剥き出しにして争うのではなく、静かに黙る。断食をする。暴力でもって相手と争うのでは何も変わらない、何も前に進めない、何の解決にもならない、だから静か

          ガンジーの教え

          THE FIRST SLAMDUNK

          まず、この作品との出会いのきっかけ。 …2018年だったかな。 僕がイラストやデザインを生業にしていると職業を言ったら「スラダンの仙道を描いて欲しい」とネットで知り合った友に言われた。「なぜ?」「俺は高校の時バスケ部だった。背があまりないからポイントガードだった。まぁまぁ順調だったけれど膝を壊してやめてしまった。でも、スラムダンクって漫画がすごく面白くて大好きだった。中でも仙道っていうキャラクターがめちゃくちゃカッコよくて好きだから、はるたろうなら絵が上手いと思うから描い

          THE FIRST SLAMDUNK

          メダカの子

          20×20cmのほんとにちっちゃな水槽だから、メダカだと5〜6匹が限界かなと思っていた。だが、お袋がときどき妙に熱心に見入っていて「あ、卵がお尻についてる!」とか騒ぐもんで、あまり殖やしたくないと思っていたがお袋にメダカの子供を見せてあげたくなりいくつか卵を救出し水槽の水を入れた小瓶に移しておいた。 メダカとか魚っつーのは、口に入るサイズだと自分の卵だろうが子供だろうが食べちゃうからね。親の半分くらいの大きさになるまで隔離するんです。 幾日も経たないうちに透明の卵にちっち

          メダカの子