引越し先の中学が最悪だった話

引越し先の中学が最悪だった話をしようと思う。

私は中3の時に関西から関東に引っ越した。

自分は割と下ネタもいけるし馬鹿でノリにもついていける方だと思っている。
ミッキーのモノマネだって出来るから引越し先でも余裕だと思っていた。

実際は上手くいかなくて皆真面目だった。

校則を破っている人が誰一人いない。
そして皆頭が良かった。

制服を1から買いなおす訳にもいかず私は卒業生のお下がりの制服で過ごす事になった。

その制服のスカートは膝上2cm位でかなり短い方だった。
多分学校で一番短かったと思う。

クラスの雰囲気は男子と女子できっちりとグループ分けされていて少し堅苦しいイメージがあった。

引越し先の中学は県内でも割と有名な公立校らしく優秀だと評判だったらしい。

男女で遊ぶ事が多かった私はその異様な雰囲気に驚いた。

男女混じって遊ばない事に一番驚いた。

私は雰囲気に馴染めずクラスで浮いた存在だった。

先生と仲が良くて休み時間や放課後ずっとお喋りしてた。

するとある1人のクラスのボスっぽい人に媚びを売っていると思われ非難された。

引越し当初からその人は私のことをよく思っていなかったそうで私がクラスメイトと着替えていたりすると"早く行こうよ!"と言って私を置いていこうとした。

それが何回も続くものだから私は嫌気が差して一人でいることに決めた。

凄く楽だったけどその分辛かった。

ボスっぽい人が休みの時は沢山の人とお喋り出来て楽しかったな。

友達と呼べる子が出来たのは受験の2ヶ月前くらいだった。

その子もクラスに馴染めず一人でいた子だった。

初めは何を言っても笑ってくれないし、"うん"とかしか言われなくて凄く気を使った。

でも根気よく馬鹿な事をしたりダジャレ言って一人で笑ってたりするとある日大笑いしてくれた。

その子はただ人見知りなだけだった。

それからは毎日一緒に過ごした。

今でも一緒に遊んだりする大切な存在

友達とかいう薄っぺらな言葉では言い表すことの出来ないくらい大切な存在

確かに最悪な中学だったけど大切な存在が出来て先生とも仲良くなれたからある意味良かったのかもしれない。

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