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僕と君とミュージック・マガジン9月号のこと

◾️ミュージック・マガジン 2024年9月号

◯本の概要
【特集】 2010年代Jポップ・ベスト・ソングス100

先月の2000年代編に続いて、今月は本誌のライター投票による、2010年代のベスト・ソングス100を決定します。サブスクリプション・サーヴィスとSNSの爆発的な普及によって“ヒット”という概念が大きく揺らいでいった10年間。そんな時代にあって“Jポップ”とは何だったのか? ランキングという形で紐解いていきましょう。
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との事です。

2010年という年代はJポップにとって過渡期からの脱出の年代だったと思っています。
ボカロ出身のクリエイターの活躍が如実に増え、またアイドルさんやダンサーさんというフィジカルありきの表現者の方々の栄華を見たような年代であったと体感しています。

東日本大震災があり、この災害を経て、クリエイターの意識という部分においては非常に影響があったと思います。
聴く人に寄り添い、励ますような楽曲が増えた事は間違いないですし、音楽の社会貢献について考えた、向き合ったアーティストさんも多く居たと思います。

同じ時期にテクノロジーは大きく変化します。
SNSやネット配信の多様化が進み
PCやスマートホンがあれば、好みの音楽に触れやすくなりました。
音楽を紹介する媒体の選択肢が一気に増えました。

そんな中で
2010年のmoumoonの「Sunshine Girl」は歌詞、楽曲構成共に新時代を感じる音楽だと思いました。
この時点でなんとなく「表現者とクリエイター」のプロジェクトは増えるだろうと予測していました。
その後の
2014年の水曜日のカンパネラの「桃太郎」
そして
2019年のYOASOBIの「夜に駆ける」
のヒットで僕のそれらの予測の方向性は間違っていなかったと確信しました(自画自賛)←

それらを踏まえて、
僕なりに2010年のヒット曲を
10曲選んでみました。

King Gnu「白日」
YOASOBI「夜に駆ける」
米津玄師「Lemon」
BABYMETAL「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
moumoon「Sunshine Girl」
C&K「Y」
竹原ピストル「よー、そこの若いの」
水曜日のカンパネラ「桃太郎」
小沢健二「流動体について」
TM NETWORK「LOUD」



主観が強いのは小沢健二さんとTM NETWORKさん。
「流動体について」は90年代Jポップを体感し、愛した人間としては「王子の帰還」です。
歌詞の内容も冒頭に海外から羽田空港に帰り着く飛行機からの情景が描かれていて、小沢さんを「Jポップの王子様」として敬愛する僕の想いと強くリンクしたからです。
またFANKSな僕としては「LOUD」は強く推したいです。
Bメロから始まる楽曲の構成、アレンジ共に実験性を失うことのないTM NETWORKの真髄がここにあると思います。



HLN

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