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思い込みという罠から解き放たれたオランダ旅行

社会人十数年、仕事をやめて海外に長期滞在したことはあれど、長めに休みをとったことがなかった私ですが、先日、ついにオランダ(と数カ国)に旅行しました。今回は旅行をきっかけに、考えたことなどを書いています。

思い切って休暇を取った結果の意外な発見

10時間超えのフライトは久々

まず、率直な感想は「仕事は休めるんだ」というものでした。これはよく聞く、思い込みのひとつです。制度的には休暇を取ることができますが、具体的には、「2週間の休暇を取りたい。そのうちの1週間は海外に行くので、連絡が取りにくくなるかもしれません」と伝えたところ、「ゆっくりしてきて」と気持ちよく送り出してくれるメンバーや上司がいたのです。メンバーや上司、同僚に改めて感謝しました。
私自身は忖度しない性格ですが、このタイミングで休むことについては、少しどうだろうか…と考えていました。しかしながら、前述の通り、周囲の反応は全くネガティブではありませんでした。むしろ、忙しい四半期末にも関わらず、大きな問題も起こらなかったことを思えば、私が休んでいる間も、業務はしっかり回っていたことがわかります。

ムール貝をいっぱい食べて帰った

帰国後に感じたのは、「任せるいい機会になった」ということです。私がいなくても、チームの仕事はちゃんと進んでいた。そして、思い切って仕事を任せてみたことで、メンバーが想像以上に成長した姿を見せてくれたことに驚きました。私は、過保護になっていたのかも。。。今回の旅行は、あれこれ考えず一度、業務を渡して挑戦させてみるきっかけになっていました。
休暇を取ることは、任せ下手なマネージャーにとっても、実は良い機会なのかもしれません。

美しい街並みの中で考えたこと

川沿いが美しいAmsterdam

今回は、オランダも数箇所の都市に足を運んだり、ベルギー、フランスにも足を伸ばしました。初めて欧州に行ったのですが、町並みがとても綺麗でした。建物の色合いや高さが揃っているため、一層美しさを感じました。また、地震が少ないため古い建造物が残っており、それに合わせて街も設計されていたので、歩いていてとても面白かったです。

また、オランダは治安がよく、皆さんとても親切でした。道やスーパーで困っていると声をかけてくれたり、ほとんど困ることがなく滞在を終えました。店員さんも愛想がよく、質問に対して親切に答えてくれます。商売だから当たり前かもしれませんが、日本よりも笑顔で接してくれるなと感じました。ミスをしても、「ごめんなさ〜い!」と謝りつつおちゃめだったり、マイペースに対応してくれるので、どことなく好感を持ちました。私も旅行中は心に余裕があるため、許せる範囲も広がっていたかもしれませんが、時間の流れや人々の余裕が、日本とは違っていることを感じました。なんだか、旅先で会う人達はとても楽しそうに見えました。
旅行を通して、心の余裕の重要性や、豊かな人生について考えさせられました。日頃からゆとりのある生活を送るには、どうしたらいいのだろうと真剣に考えましたし、自分のメンバーにもそうあってほしいと思いました。もっと日本が豊かになったらいいなと思い、豊かにするために自分自身ができることを考え、仕事を通じてそういった世界を実現するためにも、より一層力を入れたいと強く想うようになりました。

自電車はすごいスピードでしたが、人の感覚はゆったり

たぶん、海外から日本に来ると同じようにきれいだなと思う風景があったり、特徴的だなと思うことがあるんだと思います。「日本ってどう見えるんだろうか?」という問いを改めて思い出しました。海外に行くのは初めてではないのに、数年ずっと日本にいたので内向きな思考になっていたようです。

報道と現実のギャップを感じた、パリ

普通に歩いて観光できたパリ

ゴミが回収されない、デモがすごいと報道されていたパリにも行きました。少し心配はしたものの、交通機関が動いているし大丈夫だろうと判断して訪問。案の定、大丈夫でした。むしろ、ゴミには遭遇できず、デモの後も見当たらず、なんとなく悲しみを覚えました。ルーブル美術館はストライキ中でしたが、それ以外は至って平和。お昼から美味しくワインをいただきました。
よくわかったのは、だいたい人は悲観的なことを大きく発信するということです。報道も結局は過激な一部を取り上げていますし、行ってみたら(やってみたら)思ってたのと違う…ということはよくあります。
やはり自分で、確かめたことや聞いたことを信じていこうと思いました。

最後に・・・

今回の旅行で、実際に行ってみたら単なる取り越し苦労だったり、意外と大丈夫みたいなことがあるよなと改めて、気づかされました。本当に近視眼バイアスや、思い込みって怖いなと感じます。
仕事に追われる日々の中で、ゆとりある生活や自分自身を見つめる時間を持つことを定期的にやっていこうと深く思わされました。

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