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14:なんか、思っていたのと違う?!ヘルパーさんのお仕事 編

こんにちは。

介護や認知症の悩み相談の

 Haluhaave(ハルハーヴェ) MISAです

介護や家事、はたまた認知症の対応で大変な女性の力になれば、

との思いで活動しています。

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ごあいさつ

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今日は、ヘルパー(訪問介護のホームヘルパー 家事の支援をしてくれる)のお仕事についてのお話。


骨折し入院。治療後無事に自宅へ帰れることになったけれど、
以前のように家事は難しいAさん。介護サービスを利用できるように手続きはしました。

帰宅前に、どんなことを手伝ってもらうかをケアマネや関係者と話しています。息子さんと暮らしていますが、仕事が忙しく家にはあまりいません。骨折前は家事全般をAさんがしていました。


Aさん
「ヘルパーさんに、私にできないことを手伝ってもらいたいわ。
こんな足だから犬のマロンちゃんの散歩を頼みたいわね。
踏ん張りが効かないから庭の手入れも。植木もいっぱいあるのよ。
息子のご飯も作ってもらわなきゃ!あの子の部屋の掃除も大変なのよねえ。」

気づかれましたか?
残念なことに、全て却下 です。

Aさん
「!!! なんでやってくれないの?!困るじゃない!」

ケアマネから介護サービスの説明をされ、

「ヘルパーさんって、なんでもしてくれると思ってたのに、違うのね
(がっくり・・・)」


何度見た光景でしょう。残念な様子に、こちらも毎度やりきれない思いをします。
実際、本人にできないし、でもせねばならないし、庭が荒れるのが嫌な気持ちも理解できます、


制度として決められているので、どうしようもないんですが・・・。

まず、ヘルパーの仕事というのは、
サービスを利用する人の、日常生活を送るために必要な介護を提供する”のが前提です。

大きく分けて2種類あります
1:本人に直接触れる介護(身体介護)
   例)入浴介助やオムツ交換など
2:本人の代わりに家事などの日常生活を支援(生活援助)
   例)調理 洗濯 ゴミ出し 買い物

Aさんの頼みたいことは、2の生活援助の内容になりますね。
ではなぜダメなのか?

○ヘルパーの支援は「家事代行」では、ない。
なのでなんでもかんでもはしてもらえず、日常生活において最低限必要、と国が決めたことしか頼めない。
(犬の散歩や庭掃除は本人の日常生活に必要ない、ようですね)

○あくまでも本人の支援であることが前提なので、家族の生活支援は対象外。(息子さん、自分のことは自分でしなはれ、です)

○そもそも家事動作ができる家族がいる場合は、頼めない。
(またもや、息子さん、頑張りなはれ、です。
料理も掃除もやったことがないから無理〜は認めてもらえません・・・)


ちなみに、話し相手になることも対象外です。
国としては、「人との会話」は日常生活に「不要」なんですね。

認知症予防のために、人との交流や会話をしましょうって、当たり前のように耳にしますが・・・。



脱線しました。
まとめますと、
ヘルパーは家政婦ではない。なんでも屋さんでもない。
してもらえることは限定的。
と知っておいてください。

なのでお願いする前には、
「困っていること」と、
「してもらえること」すり合わせが必須です。

(何をしてもらえるのかの詳細は覚えきれないと思います。
が、ご安心を。
ケアマネがそういったことの交通整理をしてくれます。)

介護サービスで補えない困りごとは、本当に生活に必要か吟味する、他の方法でしのぐ、家族が頑張る、諦めるなど、整理しましょう。

朝、起きてから、寝るまでの具体的な生活動作を時系列で確認していくと、自分の行動がよくわかります。(夜間の行動、トイレに数回行くなども必要)
日課や毎月の通院なども抜けないように!

曖昧なことが減って自分の日常の行動がはっきりしますので、紙に書き出すことをおすすめします。




では今日はこの辺で。


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介護が必要な方も、それを支える方も、楽しく豊かな生活ができることを願って・・・。


うまく行かなくても、落ち込んだりご自身を責めたりはしないでくださいね。


日々充分頑張っておられますので、そんな必要はないとわたしは思います。
責めたって良いことはありません。


「頑張ってるわ私!」と、ぜひご自身を褒めてあげてください。




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