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31:これまで聞いた介護の悩み トップ6

こんにちは。

介護や認知症の悩み相談の

 Haluhaave(ハルハーヴェ) MISAです

介護や家事、はたまた認知症の対応で大変な女性の力になれば、

との思いで活動しています。

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ごあいさつ

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介護の悩みって千差万別ではありますが、

これまで聞いてきた事例で多かったと思ったことをまとめてみました。

1:【 排泄関連 】

歩けるけれど、トイレへの付き添いが必要な場合、頻回だとしんどいですね。仕方ないと思いつつも「またかー」っとなる。
夜間の介助は特に睡眠へ影響するので、負担が大きくなります。


本人のトイレで排泄したいという気持ちを尊重したいけれど、寝不足が続くのでイライラします!との声はよく聞きました。

一人で行けるとしても、見えにくかったり不安定な足取りのため、トイレが汚れることもあります。尿を撒き散らしてしまったり、便が手に付いていることに気づかずに、あちこち触ってしまったりというお家も。

歩けるのだけど、排泄がうまくできないとある認知症の方は、紙おむつを使用。気持ちが悪いのだと想像されますが、その紙おむつを脱いで破ってしまうので、ご家族は困ってましたね。
一人の時間があるので、止める人がいない。家族が帰宅すると、紙おむつが散乱しあちこちに便がついている!

こぼれた食事の片付けも大変ですが、排泄物は臭いが辛いので、こういった困りごとは本当に疲弊します。


男性にはハードルが高いことが多い印象の排泄介助やおむつ交換。排泄介助が必要になったことを機に、サービス導入。施設や高齢者ホームヘ転居というご家庭もありました。


赤ちゃんのおむつ交換もコツが必要ですが、大人の場合は異なるコツと体力が必要です。みなさんのご苦労を聞くたびに、ヘルパーさんの講習を受けておくべきか?!と思いました。


2:【 食事関連 】

毎食の用意

多くの方は3度、食事とりますよね。在宅ワークオやンライン授業で
おうちの食事係さん(多くは女性でしょうか?)は悲鳴をあげていますね。

3度の食事を毎日毎日。

食事介助でなくても、用意は大変です。


好き嫌いへの対応だったり、若者と同じメニューだと食べられない場合だったりすると、献立を考えるのも一苦労です。(そうでなくても私は毎日苦悩しています。)

病気に合わせた食事内容が必要なこともありますね。


食事介助

食べやすい物を用意し、
誤嚥(食べ物が間違って肺に入ること)リスクにも注意する。
食事の介助という「動作」以外の「配慮」もたくさん発生します。


認知症がある方の対応

認知症状があると、「食べさせてもらっていない」との訴えがあったり、
生肉を食べたり、糖尿病なのに闇雲に食べたりという行動が出る方もあります。
冷蔵庫に食材を入れられない、食べ物をその辺に置いておけないなど、気が抜けないご家庭もありました。

3:【 お金の心配 】

介護保険サービスの支払いは1割から3割ですが、たくさん使うと費用は嵩みます。ご家庭によってはやりくりが大変なことも当然あります。

重介護になってきたのでたくさんサービスを利用したいけれど、金銭的に思うように使えない。

食事の用意が、本人にも家族にも困難なので、宅配弁当など利用したいが
食費がかさむので、毎日は頼めない。

施設や老人ホームの費用が高いので、在宅生活が限界でも引っ越せない


認知症になってしまい、本人の経済状況が誰にもわからない。
実は、かなり前から金銭管理ができなくなっていたようで、
浪費が続いていた。

騙されて預金がなくなっていた。お金はあるが暗証番号を忘れてしまいおろせない。大事な支払いの滞納があると、何かのきっかけでわかって
唖然騒然!


住宅改修もお金がかかりますね。一部の住宅改修は介護保険を使えるので、思ったより費用がかからないこともあります。

足腰が不自由になってきたから、階段を緩やかにしたい、など大掛かりな改修は保険内では難しいです。

介護保険料の滞納

年金から引き落としでない方は、入金しないといけません。これが滞納になっていることがあります。(支払えないため放置していた・認知症になり払うことができなくなっていたなど)

遡って支払いできれば、問題ない場合もあります。が、
一定期間を過ぎると、理由がどうあれ、ペナルティー的にサービス利用料が高額になります。

長期入院の費用

医療保険で入院、介護保険で入院。どちらのパターンもありますが、保険が使えれば、入院費は意外と安い方が多いです。
ただし、入院費用以外の出費ってどうしても出てきます。
食事代、差額ベッド代、(居住費)、保証金などなど。


4:【 入浴関連 】

自宅の浴室が狭いお家は大変。介助者が入れず自宅で入浴できないんですよね。

見守りが必要なだけの場合でも、見守りの時間の確保が必要だったり、

みられることを本人が嫌がって見守りさせてくれないので心配だったり。


古いお宅だと浴室が恐ろしく寒い、なんてこともあります。

ヒートショックが怖いですよね。

家での入浴が望ましくないとなると、デイサービスなどでの入浴が安心かと思いますが、「人と一緒に入れるか!」とこれもご本人が嫌がるなんてのもあるあるです。

寝たきりに近い方は、素人では入浴介助は困難を極めます。訪問入浴というサービスや、重介護の入浴対応してくれるデイサービスを探す必要が出てきます。入浴にこだわらず、体を拭くという選択もありですね。

5:【 介護疲れ 】

毎日支援が必要な場合、そのことに追われ自分の時間が取れずゆっくり休息もできない。

見舞いや面会、食事や薬の支援。
深夜の対応、排泄介助、寝返り介助
認知症の影響で介護者を攻撃精神的に辛くなる。

疲れる要因は盛りだくさん!
家族だからと背追い込まず、使えるサービスは使い、頼めることは頼む。
手を抜けるところはぬく。(怠慢ではなく物事の合理化と捉える)

介護の中身も、断捨離できることはしていいと私は思います。

※ただし命の危険につながることは手抜きできません。
自分に限界があるなら託せる人にバトンタッチしましょう。


6:【 病気の対応 】


薬の管理

食後に飲むことが多い薬。1日の回数が多い場合はさらに管理や支援が大変。これまで必要なかったけれど飲まなくてはいけなくなった。でも本人に管理はできない。これが一番周囲を悩ませます。

命の危険に直接関わることがある薬も多いので、本人にどこまでできるのか、できない場合、誰がどうするのかをはっきりさせる必要があります。


胃ろう
いろいろな病気の進行で口から食べられなくなることがあります。
そうなると、胃ろう(腸管から栄養をとる)という選択をされる方もあります。

医療行為のため、家族か看護師しかできません。家族の負担や費用負担が大きくなってきます。

誤嚥や感染リスクが高くなるので、そういったことへの配慮や対応も介護者の悩みや疲れになってくることがあります。

床ずれ(じょくそう)

皮膚がただれている状態ですので、細菌感染しやすいです。感染症を起こすと菌が全身に周り、あっという間に体調を崩してしまう、なんてこともあります。

重症だと家族だけでの対応は難しいし、見た目が「怖い」と感じて手を出せないご家族もあります。

床ずれを起こさないために、時折体の向きを変える介助が必須になってきます。大の大人の体の向きを変えるなんていうのは、素人では介護負担大きいです。おむつ交換と同じく大仕事になります。

福祉用具で、自動で体圧を変えてくれるベッドマットがあります。こういう道具でうまくいくなら、家族は夜中に何度も起きずに済みますね。


インスリン

糖尿病の方の中にはインスリンをうつ必要があることがあります。
注射のため、ヘルパーさんに支援は頼めません。

家族が支援するとなると毎日のことなので負担が大きくなりますね。訪問看護にお願いすることも可能ですが、ご本人の介護サービスが使える枠内に収まるか、費用負担が可能かなど調整が必要です。

これは家で管理は難しいね、となった場合も、対応してもらえる施設や高齢者のホームが限られます。


認知症

対応のコツは一般的には知られていないため家族は戸惑うことがほとんど。昔と様子が違ってしまったことが受け入れられなかったりもします。病気と理解しにくい割り切れない行動もあるので、苦悩も出ます。

他の病気とは異なる配慮が必要になります。また病気や人により対応の仕方に工夫が必要です。探り探りの支援になることも多いですね。


これまで聞いた介護の悩み トップ6 まとめ

1:排泄関連
2:食事関連
3:お金の心配
4:入浴関連
5:介護疲れ
6:病気の対応
人が生きる上での外せないことは大事になり、また介護する上で悩みになると、いつも感じていました。

最低限それだけに注力していたらOK。
それだけではだめ。QOL(生活の質)が考慮されていないという考え。
意見や考えはさまざまでしょう。

大事なのは介護される人がどんな生活や生き方を望んでいるか。
できるだけ人としての尊厳が保たれるよう寄り添うことができるか。
かとは思います。
そこに、「可能な範囲」で家族を含めた支援者が協力できるか。
良い意味での「妥協」ができるか。

折り合いのつけどころが難しいのが、日本の介護の現状のように思います。

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介護が必要な方も、それを支える方も、楽しく豊かな生活ができることを願って・・・。


うまく行かなくても、落ち込んだりご自身を責めたりはしないでくださいね。


日々充分頑張っておられますので、そんな必要はないとわたしは思います。
責めたって良いことはありません。


「頑張ってるわ私!」と、ぜひご自身を褒めてあげてください。


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