Pikaの基本事項 〜動画生成AIツールのPikaを使い込んでみたの記事 1/4〜
0.はじめに
トヨタコネクティッド株式会社 先行企画部 新技術開発G所属のHalufy(ハルフィと呼びます…)です。
OpenAI社が発表したSoraをはじめ、動画生成AIツールの話題がつきませんね。
そうしたツール開発の中で、現在すでに利用可能であり、アニメ制作がその他のツールに比べて得意(特に、日本風のアニメの品質が高い)であるPikaというツールを使って、最近アニメ制作に励んでいるので、ちょこっと小出ししようかなと思います。
1.目次
2.Pikaの概要
Pikaは、スタンフォード大学の人工知能ラボの学生とMeta社のエンジニアによって共同設立されたそうです。その後、かくかくしかじかを経てPika 1.0をローンチ、それ以降機能もユーザーも着実に拡大していっています。
2024/3/30現在も、日々機能が追加されていて、最近ではサウンドエフェクト機能も追加されていましたね。
Pikaは、テキスト、画像、既存の動画から新しいビデオを生成できる能力があり、出力も3Dアニメーション、アニメ、カートゥーン、シネマティックなど多様なスタイルなのが特徴になります。
さらに、とても直感的で使いやすいUIも魅力とのことです。これは触ってみると、確かになって思いますのよねぇ…。
こんな感じのHome画面です。
料金形態は4つありますね。
無料プランだと、使いはじめに250creditsが貰えて、1動画生成する度に10credits減っていきます。0creditになると、毎日30credits付与される形です。
その他無料プランの大きな特徴としては、商用利用ができないこと、制作した動画には、右下部分にPikaの文字が入ること、ですかね。
有料プランにも3段階ありますが、1番上のProプランだけが、無限に動画を生成できて、Pikaで制作した動画の商用利用が可能となっています。もちろん、右下のPikaマークも無くなります。
ただ、70ドル…。レートが155円/ドルだと10000円を超えてくるんですよね、、1ヶ月で。。1年だと10万…。
ちなみに私は現在これです、Proプランです。
堂々と制作した動画を公開できる心を高いお金で買いました…泣
3.Pikaの使い方
3-1.基本的な使い方
シンプルな使い勝手で、Home画面下部の枠の中にテキストを入れるだけで動画ができるんです!
とはいえ、英語圏発のツールなので、英語なの?日本語でもいけるの?なんて思って、少し調べてみました。
どうやら日本語でもいけるけど、精度は下がりそうだぞ、という感じみたいですね。おそらく、結構下がるんじゃないかと。
なので、日本語を英語に訳してからテキストをコピー&ペーストします。
こうして入力して、動画作成ボタンをクリックします。
少し待つと、動画が出来上がります。
これだけです。笑
これだけで動画が作れるのです。すごいですよね…。
ちなみに、日本語でも入力してみました。
これで動画作成ボタンをクリックすると、こんな動画が出来上がりました。
これはとても日本っぽいですよね笑
なんとなく、日本語よりも英語の入力の方が良さそうなのかなって感触です。
補足
ただ、これはたまたまです!ランダムチックにいろんな動画を作ってくれるので、その中の1つの動画って感じです。ガチャみたいなものです。
ですが、まあ、全体的により日本によりますよね。何がというか…。
3-2.動画の延長
基本は3秒で動画は作成されます。
でも、気に入った動画なら、続きが見たいですよね。
そんな時などには動画を延長させることができます。
ここを押すたびに4秒延長されていきます。
なんか、延長するだけ、違和感が増えてしまってますね。笑
今回は動画を選別してないので、違和感が残っていますが、気に入らなければやり直し!がききますので、何度もトライして、好みの動画を手に入れられちゃいます^ ^
3-3.サウンド付き動画の作成
最近、サウンドエフェクトというものを付けた動画を作成することができるようになりました。
風の音とか、街の音とか、そういうやつです。
テキスト入力画面で、サウンドエフェクトボタンをONにするだけで、自動的にそのシーンに合うサウンドを付けてくれるんです。
そうしてできた動画がこちらです。
3-4.静止画からの動画作成
1枚絵から動画を作成できたりもします。
今回は、こんな絵を用意しました。
これをPikaへアップロードします。
これで作成ボタンをクリックすると動画が出来上がります。
こうしてできた動画はこちらになります。
なんとなく、テキストから動画を作成する方が、期待通りの動画が作成されてくるような気がしてますね。。
4.おわりに
なかなか、すごいですよね、やはり…。
ただまだイマイチかもなっていう部分も当たり前ですけれどありまして、例えば、現段階ではChatGPTなどに比べて、入力したテキストへの理解度が低いかなって印象がありますね。
なので、入力したこと全てを理解してくれるわけではない、ということを前提にして、上手な書き方というかコツを見つけることが必要になってくるのかなと思います。
ただ、時間が経てばその辺りも解決したツールに進化してそうですので、なんとも。。^ ^
ではでは。
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