「和モダンの部屋」撮影用セット 製作メモ
こんにちは。今回はシルバニアファミリーの撮影用に、簡単なセットを作ってみました。
ツイッター等、ネットで得た情報や、過去作の経験も活かして、小さい工夫を色々と詰め込んでみたつもりです。
以下に詳細を書いていきます。
和室セットの詳細
床と壁の土台には、ダイソーのスチレンボードを使いました。壁の一部に穴を開けて、襖部分と組み合わせる事で自立します。
壁には半紙をちぎったものを貼り重ねて、上から塗料を塗りました。ドールハウス作家の村上一昭さんの本で紹介されていた方法です。仕上がりは味のある凸凹で、洋漆喰のような雰囲気になります。
畳は先日の記事でリメイクした、セリアのミニ畳です。
本当は、ブリキの板+マグネットで畳が着脱可能な床を作りたかったのですが、近場でブリキ板を入手できなかったので、とりあえずマスキングテープで貼り付けました。
窓枠はダイソーのフォトフレームです。簡単に、窓枠っぽい棒を張り付けて、壁の穴にはめ込みました。
窓を洋風にした事で、近代建築風の、和洋折衷な感じの部屋になりました。北海道開拓の村にある明治後期〜昭和初期の建築では、こういう部屋がたくさん見られます。
障子や床の間、違棚のあるザ・和室も作れたら楽しそうですが、それよりは手軽に出来るのも良かったですね。
襖は開閉出来ません。敷居のミゾなどをちゃんと作り込んだら動くようにも出来そうですが、今回は全くやる気が起きませんでした。ちなみに、セリアの襖も存在は知ってますが、うーん……という感じでスルーです。
襖紙は、片面に便箋、もう片面には封筒を切ったものを貼りました。引き手は丸カンを黒く塗って貼り付け、内側を金銀に塗りました。
欄間は、何も思いつかなかったのでレース調のテープを貼ってみました。
パーツをある程度バラバラに出来るので、壁のスペアを作ってみました。こちらは簡単にリメイクシートで、青色の壁です。
襖も両面なので、組み合わせを変えて楽しめます。
家具を置いて撮影してみました
想像よりもハイソな感じになりました。シルバニアのクラシックブラウンシリーズの家具がよく合います。
以下余談。本編には関係ない話ですが、私が普段シルバニアの撮影に使用している背景は、「紙」と「ブックエンド」です。
こんな感じで、色画用紙などをブックエンドにクリップで止めて、机に置いて撮っています。
色んな紙を、東急ハンズや大丸藤井(わかる人にはわかる)で購入して、ストックしています。高いものでも、1枚20円くらい。
費用も安く、秒でセッティング出来るので気に入っている方法ですが、たまーに奥行きとか、広がりのある写真を撮りたくなる時もあります。
過去にも撮影用のセットは作りましたが、カキワリに毛が生えた程度で、あまり部屋っぽさがありませんでした。
今回はもう少し、ちゃんとした室内の雰囲気が出るように、なおかつ、分解が出来て場所をとらない(自宅があばら家なので置き場所が無い)セットを目標にして作りました。
過去に作ったセットは背景の壁+床の二面のみでしたが、今回初めて、側面の壁(襖)を作った事で、より生活感というか、存在感が出た様な気がします。
色々作って慣れて来たら、分解できない「家」を作るのも(置き場所があれは)やってみたいな。
ここまで読んでくださってありがとうございます。さようなら。