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馬肉のラープで里山の文化をいただく

長野県伊那谷の里山料理倶楽部さんから隔週で送られてくるオンライン料理教室のための料理キット。

今回は馬肉が入っておりました。

馬刺しは好きだけど、自分で扱うのは初めて。

その馬肉を使ってチェンマイ風のラープ…平たく言うと肉のサラダ…を作ろうという回なのでした。

里山料理倶楽部の主宰は数か月前に直接タイに行かれ、味わい、経験したことからインスピレーションを受け、今回の料理に還元されたようですが、タイのチェンマイで食べたのは水牛のラープ。

水牛は北部タイでは荷運びや農耕などにつかわれ大切にされて、最後の命まで大切にいただいたそうです。

それと同じように、伊那谷では馬がその役割を担っていたといいます。

なのでラープも北タイでは水牛を、伊那谷では馬を。それこそがまさに里山の文化をいただくことだという主宰。

ということで、初めての馬肉のラープを作ってみました。

馬肉を塩水で洗って水けを切って刻んでたたいて。そこにあらかじめ作ってあるナムプリックという和え衣と、唐辛子や山椒を漬け込んだナンプラーを合わせてパクチーと細ねぎを散らしたら出来上がりです。

付け合わせにはキュウリやインゲン、トマトなどの生野菜とハーブ、そして唐辛子と山椒の漬物。そしてもち米も用意。

早速いただいてみると…複雑なスパイスとハーブの味わいがなんとも滋味深く、噛めば噛むほどうまみが。

これは初めての味だわーと感動している一方で、家人はいきなり「辛!!!」と涙目。

あれ?私のは辛くなかったけどなぁと食べ進めると、ありました。ぶわーっと汗が噴き出るほどの辛い部分が。

何でもこの不均一で食べる場所によって味わいが変わるのが本場のタイ流だそうで。

この料理はたっぷりのハーブや野菜と一緒に食べるのらしいのですが、確かに、辛い部分に当たった時にはそれらが癒しになるのだなぁとしみじみ。

ロシアンルーレット的なラープではありましたが、意外とくせになる味わいに、さすがは里山料理倶楽部!と改めて思った次第で。

木曽の里山の文化をタイ風に。
今回もしっかりと受け止めさせていただきました。



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