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今年ビートメイクで参考になった音楽

お世話になっております。P_hlskです。今年を振り返る記事は前回も書いたのですが、何回も書きたいくらい今年はイベントなど足を運ぶことができた年となりました。
ビートメイクはかれこれ8年ほど挑んでおりました。
そこで今年たくさんの音楽をジャンルレスで色々堪能していました。その中で今回は参考にしようと思ったアルバムを振り返っていきたいと思います。ジャンルのカテゴライズは大分類にしてまとめます。(専門用語知識足りずで大変恐縮ですがシンプルに自分の言葉で書いていきます)
※spotifyリンクを貼ります。

・エレクトロニクス周辺分野の参考

Lucid Monday
これはエレクトロニクス要素でかなり学びがありました。シンセなどのメロディック部分は最小限でドラムとベースラインがシンプルながらも強めでパキッとしていてキレがあります。シューゲイズをビートに取り入れてようとなんとか試行錯誤する中でもキレが欲しい、と考えた時にかなり聴きました。

Filmmaker
レトロながらもダーク。迫ってくる闇のような迫力が非常に良かったです。ダークさを出したい時はこれをリピートしていました。アートワークも昔のパンクのフライヤーみたいでかっこいい。

Death Grips
Death Grips is Onlineの痺れるようなトラック、あーこういう要素もいいなと思いました。所謂サビにあたる部分で電流のようなギターが入る。ここからギターのサウンドも入れてみたいなあとか考えるようになりました。ディストーションを使ってなんとかビリビリし出したキッカケ。

Machine Girl
かなり前からbandcampで聞いていますがフットワーク色の強いこれが特に。Ghostのモワッとしながらも空間を感じるようなサウンドはかなり参考にしたいと思いました。

Spirit of the beehive
エレクトロニクスのアーティストではないですが、エフェクターを数々駆使。シンセポップ感から唐突にハードなシューゲイズを挟む、カオティックハードコアのような転調が非常に面白いです。爽やかで優しい部分も取り入れてみるのはどうだろうか、と参考にしました。

ウ Dave ナ
2018年にbandcampで知り、このアルバムにドはまり。vaporwave感があるものと思いきや爽快感あるエレクトロニクス。90年代頃の懐かしさを感じました。

Mindy Meng Wang 王萌, Tim Shiel
これはリミックスアルバムですが、東洋の楽器を見事に取り入れながらも心地よいエレクトロニクス。GarageBandで東洋楽器の機能使ってみようかなあと思いました。

・ヒップホップ/R&B周辺分野の参考

Paavo and Chef Mike
「ヒップホップはやっぱりこれだよ!」と思ったくらい。とにかく渋い。アートワークも80年代後半くらいのホラー映画みたいなデザインでかっこいい。こういう低音はやっぱり入れたいと深く思いました。このアルバム時代は結構前に買いましたがずっと気に入って聞いています。中野の島中行く時必ず聴くレベル。

Uffe
全体的に重い。この重さがやっぱり好きです。重さを出す固い決意を持ちました。高校時代にprefuse 73のOne Word Extinguisherに衝撃受けた時期を何故か思い出しました。Beautiful Losersというドキュメンタリー映画を当時観て希望を持った時を振り返れました。やっぱりこういうのは忘れずにやっていきたいです。

Earl Sweatshirt
更に重い。Uffeと同じ感想になりますが、重くて渋いのは絶対にやるんだと改めて思いました。BPMも低い方ですが、ゆっくりずっしりはこういう構成にしたい、と参考に。

Smino
毎回ビートがツボ。こういうのちょっとしたアクセントに代替えで高いマリンバ、マレットとか入れたくなったりする時は絶対ビート練る前に聴いています。初めて知った時に食べたびっくりドンキーのアイス、美味かったな。

Noname
毎回ツボをついてきてこわいくらい良い。渋さありつつ新しい感じ。各パートのバランスがあまりにも良すぎます。特に好きなのはPart of Me。切なさを出す時の理想はまさにこれを参考にしたいと思いました。

JPEGMAFIA
前衛的ビートはここからといっても過言ではないくらいです。ベース始めると決めた時のキッカケの一つがARE U HAPPY?でもあります。Danny Brownと出したSCARING THE HOESで日本のローカルCMなどのサンプリングはこれが最強だと思いました。

Flying Lotus
結構聴いてきてました。いつの間にかプレイリストにめちゃくちゃ入れてて後からフライローじゃん、とボケがクリアになっています。アブストラクトな構成にしようと思うキッカケです。ソニックマニアで生で聴けて良かったです。

https://open.spotify.com/track/7euupBRn1BnMdWecnyBWU6?si=qeAuoANRTYehsxBc5CmeUQ

Skinny Pelembe
斬新。ヒップホップとはまた違うのですが、アブストラクトさもありつつコントラストがパッと出てくる気持ちよさがある曲が多いです。全体的な構成はこれを目指していきたいと思いながらビートメイク。Same Eye Colourはフライロー(feat. Denzel Curry )のBlack Balloons Repriseくらい個人的にはアガります。アガるビートも1つくらい作るならこれを参考にしたいですね。


Tommy Guerrero
ヒップホップ分野に入れるか悩みましたがBeautiful Losers絡みでここに。ゆったりしたサウンドはやはり至福。ずっとファンなんですがちょっとブルース感もありつつカントリーみたいな優しさも感じるサウンド。心を更に穏やかにしたらこういう要素も挑みたいです。

・ジャズ周辺分野の参考

Yussef Kamaal
圧倒的に影響されています。Black Focusを知った時の衝撃でベースを購入。全てが良すぎます。ベース頑張ってこういうのを目指していきたいです。勿論、Kamaal WilliamsやYussef Dayesもドツボ。いつかこういうセッションしてみたいです。

Thundercat
人柄もオタクなところも最高、だけどしっとりしつつメタルのようなテクニカルさ。ベース上達したらこういうメロディックなベースラインも入れたら面白そうという参考です。個人的にはTokyoがめちゃくちゃ好きです。

The Comet is Coming
Jazztronicaで一番好きかもしれません。SF感があるエコーで響くサックスは彼らの影響でしかないです。KONAMIのシューティングゲームしてた時を思い出します。

Maisha
なんとなくアフリカンジャズ漁ろうと思った時に知った。クラシックのような流暢な流れと独特のパーカッション、参考になります。まだ実行できていませんが。。

Sam Gendel
不穏さも感じつつなんかぼんやり外を眺めるような奥行きがたまらないです。ビートにはぼんやり東京の景色を見る時こんな感じなので、そういう部分から参考にしたいです。

Jay Daniel
ジャケ買いがキッカケ。深みあるジャズは大好物。これも結構シンプルな方だと思います。ついアブストラクトに複雑化したビートばかり作った時、ここにかえって考え直したりしています。

Don Cherry Quintet
フリージャズ要素の参考。一見めちゃくちゃに思われるフリージャズ。実は土台がしっかりしていてだんだん各パートが調和していく面白さはここから学んでいっています。まだまだですが。。

・メタル/ハードコア/シューゲイズ周辺分野の参考

quannnic
まだ若い方ですが渋い。シューゲイズ、ノイズ要素ありつつエモ要素あり。特にSorry Daysの転調が最高。アンニュイで遠めなボーカルとノイズとシューゲイズの奥行きの調和から後半に光刺すような展開。その後にRadio Juicyのようなメロディで終わるアレ。やってみたいです。

Grimzlee
この時代に00年代辺りのエモスクリーモの要素をやる真の強さ。ポップパンク的なサウンドも入れたら面白そうと思いました。

Fleshwater
これはヤバい、こういうのを待っていました。轟音と不穏さの中に疾走感。これをビートでやってもカッコよさそうと痺れました。特にこの曲が好きです。自分も終わり方にすごいこだわる方なんですが、終わり方が最高。

Narrow Head
5月に知ってめちゃくちゃハマりました。Fleshwaterと同じ感想です。ボーカルFXは本当にこういうのを取り入れたいんですが、spliceですらなかなかない。。

Holy Fawn
Death Spellsというアルバムが本当にすごいです。アルバム全体の構成の完成度があまりにも良く、もしアルバム出せたらこのように最初でインパクトを持ってきてラストにアンビエントとかにしたいと思いました。

・ハウス/ダンス周辺分野の参考

Sextile
レトロすぎるバンドサウンドで踊れる。良い塩梅の派手さ。80年代感はこれがいいなあと思いました。昔の映画みたいな風景が浮かびます。昔の風景を浮かべられるサウンド作りはここで参考になりそうです。

Byron the Aquarius
シンプルめですがシンセベースの低さがたまらないです。時々自分で弾いたベースだけでは深みがまだ足りないという時はこういったベースを少し調和してハウスを組むこともありました。

Blank Banshee
実はそこまでテクノは詳しくないですが、こういうビリビリが控えめなものは好きです。ハウスなどを作る際のエレクトロサウンドはここを参考に調和しています。電子音はトップに置かないです。が、聴いててアリだなあと思ってきたキッカケとなりました。

Downhill2k01
これくらいの落ち着いたメロディラインにしっかりとドラム入れたい場合の超参考です。

HIMCMP001 by Various
アーティスト名でなくて申し訳ないです。bandcampでジャケ買いした1枚。全体的にこのグルーヴ感はP_hlskのまさに大好物。やっぱりベースラインが安定しているクラブミュージックはかかせません。

SHHis
まさかのオタク、キャラソン。
今までキャラソンってそこまでハマることなかったんですがアイドルマスター シャイニーカラーズに登場するユニットSHHisの楽曲はインストで聴いても面白いです。キャラソンの偏見が崩されました。特に新譜のForbidden Paradiseは完全なるクラブミュージック。

・Moodymann
デトロイトハウスといえば、な存在。落ち着いたリズムを意識する時は非常に参考にしたくて鬼のように聴いています。

・番外編

公衆道徳
韓国のアーティスト。アコースティックで不思議な世界観があります。こういう音楽やったら本当に楽しいだろうなあと、朝によく聴いています。Kpopというと音が太いクラブ寄りなイメージが強いですが、アコースティックなKmusicも知りたくなりました。

他にもたくさんありますが、今回は一部紹介となります。
ジャンル問わず色々聴いてたのしく学べたらいいなと思います。冬になってついにクラシックにも興味を持ちだしたり、ジャンル雑種でたのしいなと思っています。来年も引き続きたくさん聴いていきます。ベースもがんばらないと。


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