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6522 アスタリスク

2024/8/7情報

株式会社アスタリスク
株価:445円
時価総額:32億円
PER:-
PBR:2.0倍
ROE:-


会社概要

アスタリスクはIoTを事業方針の軸として持っており、
画像認識やRFIDを活用して業務効率化サービスを提供する企業。
DX事業といわれる分野。
時価総額は32億円と超小型株に分類される。
今期は赤字拡大の見込みであることもあり、上場来、株価は下落の一途をたどっている。
売上高、営業利益は二期連続減収減益の見込み。

減収減益を見込む

自己資本比率は58%程度。
現状、売上の約半分はバーコードリーダーの販売によるもの。
多くの商談は抱えているものの受注、納品が間に合っていないため通期業績予想は控えめ。

RFIDとは?

Radio Frequency Identificationの略で、情報が書き込まれたICタグと電波でワイヤレス通信を行い、情報の読み取りや書き換えをするシステムのことをいう。
皆さんはユニクロのスマートレジシステムを利用したことはあるだろうか。
商品を所定の位置に置くと、自動的に金額が表示されるシステムだが、あれがまさにRFIDである。
値札に埋め込まれたチップとワイヤレスで通信することで値段を読み取るという仕組みになっている。
非常に画期的であり人件費を大きくカットできる反面、チップ埋め込みが必要になるため別のコストが大きく上昇してしまう点が難点。
コスト削減が今後の課題として注目されている。

ビジネスモデルに注目

IoT(Internet of Things)化という言葉はここ最近ではなじみのある言葉となってきた。簡単に言えばインターネットネットワークに様々なモノをつなげることで通信連携し、より良いシナジーを得ようとする考え方。
特に製造業については、省人化をテーマに挙げる企業が多い中で、このIoTは切っても切れない言葉となっている。
様々な改善工夫がなされるなか、RFIDやOCR(画像認識システム)などがテーマに上がることも少なくない。
そういった、BtoBのビジネスモデルは今後需要は増加していく傾向にあると考えられる。
現状は上述のとおりコスト面の課題が残されているため広く普及に至っていないが、期待のできるテーマと考える。

ただし売上高の推移をみていると、ショット型のビジネススタイルであるのか、減少幅が大きい。
これは投資家にとってはあまり好ましい状態ではない。
ストック型のビジネス(サブスクリプション)を広く導入できれば、その後の発展性が高い企業ではないかと考える。

例えばタブレットの販売ではなく"端末貸出"
アプリケーションの"月額システム"
RFIDタグの無料提供期間から定額システムへの移行など、サブスク型のビジネスを増やしていくことで安定した売上高、利益を構築していくことができるのではないか。

まとめ

今回は下落基調ではあるものの、ビジネスモデルに伸びしろのある企業として超小型株アスタリスクをご紹介しました。

なかなか手を出しにくいチャートをしていますね・・・笑
将来性のあるビジネスモデルに対して、現在はまだ花開く前といった感じですので、上記のサブスク型を主軸に展開していくような傾向が見えたら、上昇トレンドに転換する日も来るのではないでしょうか。
時価総額からしたら伸び幅はかなりあると思います。
黒転するタイミング、マネタイズ方式の転換、新規事業の開拓など
現状を打破するきっかけがあった日には株価要注目です!

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