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10/9 GFXと旅をする〜甲斐駒ヶ岳登山を振り返る
この3連休を使って日本百名山の一つである甲斐駒ヶ岳(カイコマガタケ)へ行って来ました。
標高にして3,000mに僅かに届かないもののかなりの高山となります。
コースタイムは4時間半程で、そう長くない山行となると考えていたのですが今回ちょくちょくと課題が露呈しましたので、それを軽く薄くまとめたいと思います。
①コースの難度というものを軽視していた。
上記にも記載をしましたがコースタイムにして4時間半と、数字上は毎年登っている白山(ハクサン)と同等であり、今回の甲斐駒ヶ岳について難易度もそう難しくないと考えておりました。
ただ、それは大間違いでした。
道中高い段差に、斜度のある道に数箇所とはいえ存在する鎖場にかなり消耗させられてしまいました。
六号目を過ぎてから現れる花崗岩の細かい粒が行手を遮ります。
事前に分かっていてどうこう出来るものではないのですが、知っているだけで補給等の点で備えることは可能です。
![](https://assets.st-note.com/img/1696836711621-o7oW8rwygt.jpg?width=800)
②出発時間が遅過ぎた
自宅からコースに向かうためのバス乗車時間が8時15分。そこから下り口となる北沢峠まで約1時間で、この時点で登山開始としてはかなり遅いものとなっております。
更にそこから荷物の軽量化、テント場の確保も兼ねて空き地を探して設営を行い、装備の整備をして出発に約1時間。
これが夏であればまだ良かったのです。
ですが、10月に入っており日の入りは17時30分頃となってしまっており、出発が10時を過ぎてしまうと、かなり時間的に押してしまうこととなります。
結果として難度の誤算もあり、下山しテント場に到着したのが18時過ぎとなってしまいました。
そうなると備えてヘッドライトを持っていたことが功を奏しましたが、一歩間違えれば真っ暗な樹林帯を明かり無しで動かないといけない事態を招いていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1696836701607-2ZvcbogyLg.jpg?width=800)
③補給の調整を間違えた
山を登っていくことは大変なことであり、日常生活の何倍も体力を消耗していくことになるので、飲み物なり食べ物なり多めに用意をし道中もそれを口にしていきます。
汗を流すことにより生じる脱水症状、エネルギー不足から生じる低血糖症状を招いてしまえばそこで山行中止となりかねません。
1か0の話であると考えており、それが出てしまえばすぐに回復することは出来ません。山の気温が低いこともあり、ずっと止まっていれば汗冷えもあって次は低体温を招きかねません。
なので補給というのは必須なのですが、かといって物量や重量のバランスからして無限に持っていける訳ではないので、ここでも調整が必要となります
今回この甲斐駒ヶ岳だけでなく、翌日には仙丈ヶ岳(センジョウガタケ)にも登る予定でしたので、初日で多く消耗したくなく節約したいという気持ちがありました。
結果として上記の一歩手前となる事態を招いてしまうこととなりました。
空腹状態はなく、汗も殆ど出ていない状態だったので高山病であった可能性もありますが、道中頭がクラクラして結構危なかったです。
頭痛もあったので、どちらなのかは分かりませんがもうちょっとこまめに補給をしていくべきでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1696837523359-g5VE7Pk4Re.jpg?width=800)
④万全の状態で臨めていない
これは上記全て含めてになりますが、体力的なところで完全な状態で登山に挑むことが出来ておりませんでした。
それは9月に白山別山からの縦走等もあり自信を持ってしまっていたのもあります。
8月中旬頃から毎日のように片足で行うブルガリアンスクワットをこなしており、今回の登山の前日でも回数を減らしつつもこなしておりました。いわば疲労が残っている状態です。
安全安心で登るのなら、そこは完全に休ませて疲労を抜いてやるべきでした。少なくとも今回の山行では、足に張りや重みを感じている状態で挑むべきではありませんでした。
結果としてバスに乗る前段階で腰を痛めるという事態を招きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1696837502702-lw50IiFqeN.jpg?width=800)
大体こんな感じですかね。
悪いところばかりでなく、勿論良かった点もありますのでそちらについては明日以降やんわりとまとめてみたいと思います。
今回体力の消耗があり、あまり写真や動画撮影が出来なかったんですよね……。
山で会える景色というのは一期一会です。そういう意味では大事な機会を失ってしまったということです。
その点で言えば、これからの体力強化は大きな課題となります。
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