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9/25 GFXと旅をする〜別山へ。白山堪能チャレンジ1日目

 先日テント泊装備、重量にして約15kgのザックを背負って登山をしてきました。その山というのが「別山(べっさん)」という場所になります。

 すぐ傍には日本百名山にして三大霊山でもある白山(はくさん)があり、その存在感や人気の度合いから、敬遠されがち、というより認知されていない可能性すらある山です。

 メジャー、マイナーでなら迷わず後者であると言えるでしょう。標高は2,399mと白山よりは低いものの、かなりのものとなっております。

 標高では負けているもののコースタイムは6時間程と、白山よりもかなり長いものとなっており、体力的な難易度ですと比べ物になりません。

登山口です。
まず駐車場からここまで1km程あります
恐ろしい注意書きが。

 今回のコースは登山口から別山頂上までの往復ではなく、そこから稜線を渡って白山の下にある南竜ヶ馬場(ミナミリュウガバンバ)野営場が初日の目的地となっております。

 中間地点?となるチブリ尾根避難小屋までは基本的には緑いっぱいの樹林帯を歩きます。
 多少天気が良くても陽光が入って来ず薄暗さがあって、より緑が深くなっているように感じます。



 まさかの避難小屋撮影忘れ。

 結構綺麗で整備もされており大変感謝です。今回トイレが使えないというのは不届者がいたということでなく、単に排泄物やらが一杯になってしまったということでした。

 ……却って怖いわ。

 避難小屋までは約3時間。距離にして2.5kmと数字上なら大したことがないように感じるのですが、ここからが本番です。

 ここから頂上までは傾斜がキツくなり、体力の消耗もあって本当にしんどい道のりとなります。一段一段が高くなると、足がすぐに熱を帯びたようになり、動きが鈍くなります。
 
 加えてザック重量です。

 この別山には今年3度目となるのですが、いずれも日帰りで重量は5kg〜程度だったからです。

 今回はその約3倍ということもあり、重い足を動かしていると肩が軋み始めてかなり痛む。

 ヨレヨレになり、今にも転げ落ちそうになるのを堪えながら歩いた結果再び稜線上に出ます。

 ここまで来れば頂上までもう少しであるということから、現金なもので鈍っていた足が一時的に活性化。

やっとこさ頂上。
殆ど人には会いませんでしたが、白山から渡ってきた方が数名いました。

 とりあえず到着出来たものの、ここがゴールではないということからまだ気は抜けません。

 DJI Pocket2で数回タイムラプスを撮った後は、すぐに南竜へ向かうために稜線歩きを開始します。

 ここまでコースタイムは5時間半。

 一度も腰を落ち着けていません。消耗し切った状態で安易にそうすれば次に立ち上がる自信が無いためです。

 稜線上と言えど、決して平坦な道のりではなくそこそこの頻度で登り降りが加わっており、ここでも足腰と精神に揺さぶりを掛けてきます。

 引き返して帰るにしてもかなり距離、時間を要するためそれは不可能。


 稜線を終えて一度高度を下げたところで綺麗な川が流れている姿が見えます。衛生的なところで無造作に飲むことは出来ませんが、聞こえてくるせせらぎというのは、雀の涙程でも体力を回復してくれます。

 足に優しい木道が出ました。ここまで来ればもう山場は無く、目的地まではもう少しです。

ようやく到着。
この頃には雨が降りやがりました。
毎度お馴染みのサバ缶とお米。
疲れた身体にタンパク質を与えないと。
晴れてきました。
白山頂上だとめちゃ綺麗な夕陽が見れたかもですね。


 1日が終わっていきます。

 初日の歩行距離は約12km。これは白山往復の距離と同等です。

 獲得標高は約1,900mとハードな行程でした。この後はテントに引きこもって寝るだけです。

 翌日は2時には起きて頂上へ向かいます。

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