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モチベーションの問題

 人事異動の季節で、ご多分に漏れずウチの会社でも先日内示があった。

 大抜擢昇進した者、〇ハラを起こしてトバされた者、3回目の海外支局赴任になる者…。定年後再雇用の自分は無関係とあって、「ほほお、あいつはこうなるのかー」という他人事人事はほとんど娯楽である。

 私が“古巣”報道局から今のセクションに異動したのが21年の定期異動だったから、もう3年が経ったことになる。そして再雇用の年季明けまであと4年3カ月。ボヤボヤしているうちにあっという間に飛び去っていくような年月だろうな。

 異動当初は新しい職場のすべてが珍しくて仕方がなく、ワクワクさせられっぱなしだったものだが、もちろんいまは違う。基本的に前年を踏襲して、微調整を入れていけば、まあ、間違いなくモノゴトは進む。

 “農閑期”のいまは、ルーティンワーク以外は何もなく、会社にいても「時間に追われる」ということもなく、逆に毎日がなかなか長い。これはこれでストレスだ。

 とはいえ、ボーナスもないかなりの安月給で働く“捨扶持”雇用。このところは会社でヒマを持て余していても焦りはないし、「テレワーク」という名のおさぼりモードを入れても罪悪感は薄れてきた。

 つまりは「慣れによるモチベーションの低下」なんだな。ま、ストレスを溜めずにユルユルとやらせてもらいますわ。ありがたいことです。
(24/6/26)

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