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佛弟子として「不殺生戒」をどう考えるか

在家の佛弟子として「不飲酒戒」(ふおんじゅかい)を守っている。2019年元日から2年半以上、アルコールは1滴も飲んでいない。いまどきは「俺の酒が飲めないのか」などという「アルハラ」はまったくないので仕事上のお付き合いでも問題ないし、飲みたいという気分にもならない。ひところよりもノンアルコールビールは格段にうまくなっているので、その「のどごし」を楽しむのにアルコールはかえって邪魔、ですらある。

悩ましいのが「不殺生戒」である。かつてはあまり意識していなかったが、いまは蚊をぶっ叩く際も一瞬躊躇があるし、蜘蛛は殺生しなくなった(蚊については躊躇して結局駆除するのだが)。先週はリビングに体調5センチはあろうかという巨大ゴキさんが現れて、流石にこれは戒律を意識することなくゴキジェットさんの出動となった。アース製薬のブラックキャップを設置して以来この数年間はとんとお目にかかっていなかったゴキさんなのだが、見るからに禍々しいあのルックスは身の毛もよだつものがあると再確認した。殺生を許せ。南無。

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