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嗚呼、「週刊朝日」

 「週刊朝日」が休刊する。告知によると1950年代には100万部以上の発行部数があったが、先月はわずか7万部だったそうだ。1922年創刊だったというから、最後は意地だけで100周年を乗り越えたのかもしれない。

 朝日新聞の告知を見た際には「へえー」と思っただけだった。意外だったのは、実家の父やカミさんや会社の同僚や、身近な人たちが「休刊だって!」と一斉に反応したことだった。みんな、関心あるんだなあ。

雑誌の落ち込みが顕著な現代である。消費者のひとりとして「速報性や企画性でネットにかなわなかったのは、わかるなあ」というところ。新聞社系週刊誌の使命はとっくに終了していた。「よくぞ2023年まで持ちこたえたもんだ」という気にもなる。さて、4万部を下回っている「サンデー毎日」はどうするのだろう?

 「諸行無常」「栄枯盛衰」は世の常。どんなビジネスも変貌をしなければ乗り越えられないのは当たり前だが、個人的に「dマガジンで巡回チェックする書評がひとつなくなる」ことが寂しいところだな。
(23/1/20)

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