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ドイツからの爆破予告

 おとといの朝、福岡から成田へ向かっていたジェットスター機が中部国際空港へ緊急着陸する騒ぎがあった。報道によると「ドイツからの発信通知がある英語の爆破予告電話があった」という。

 中部国際空港では乗客が脱出シューターを使うなど、3連休初日の朝に大混乱である。

 結局爆弾らしきものは発見されず、「爆破予告騒ぎ」で終わったことになる。しかし電話一本でこの騒ぎを惹起することができると知った“模倣犯”が出てこないか、心配になった。

 航空システムの危機管理についてはまったく知らないが、たとえばこれが「日本国内から」「非通知で」「日本語で」爆破予告がされたものだったら、やっぱり念の為に緊急着陸などをして調べなくてはいけないのか。そんな電話、すごく簡単にできちゃうぞ。

 もちろんそんな行為は「威力業務妨害」というれっきとした犯罪行為だ。刑法では「三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金」になる。それでも、タガの外れちゃった輩ならマネしたくならないのか。

 それとも今回の騒動は、報道されていないウラでは予告に信憑性を疑わせる「何か」があったのか。

 まさか、「ドイツからという発信通知」「英語」ってことで真実味がアップしたレベルの危機管理ではないだろうな。

 その舞台裏を知りたいなあ。
(23/1/9)


 

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