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そこに意志があれば、可能

 自己啓発本のようなタイトルになったが、そういう方向性の記事にはならないのでご留意を(笑)。

 安倍元総理銃撃事件の山上徹也容疑者の供述がポロポロと報道される。

 動機と併せて私が注目しているのは、山上容疑者が自ら製造したという銃についての報道ぶりだ。きょうはNHKが「硝酸アンモニウムや硫黄、木炭などを混ぜて黒色火薬を作った」との供述を報道した。

 
 思い出すのは、過激派が爆弾の製造方法を記載して地下出版した「腹腹時計」事件だ。ニュースで大騒ぎしていたのを子ども心におののくような気分で眺めていた。

 山上容疑者は銃の製造方法を「ネットの動画で調べた」と供述しているという。21世紀令和の現在は、政府やお上が情報を“握って”いた時代とは違う。たとえこうした報道がなくても、「探そう」という意志さえあれば調べることは難しくないのか。
 
それでも、やっぱり。
 
こうした「決意」さえも抱いていない人間に「なんだ、調べりゃ出てくるのか」と気づかせることは、結果的に模倣犯を生み出すことにならないのだろうか。
 
情報化の時代はリスクも増大させる。 結局は「それを使う人間次第」。銃と同じなんだな。
(22/7/14)

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