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「写メしてね!」

 もはや死語となったものを使って「しまった!」となることがある。「ナウいヤング」レベルは流石にありえないが、気をつけるべき言葉のひとつが「写メ」である。

 会社でも「あ、それ写メしておいてください」のように言うことがある。「写真送ってください」でいいのに。

 あまり意識しないが、「写メ」とは「写メール」というサービスが発祥。ガラケーにカメラが内蔵されて写真付きメールを送ることができるようになり普及した。サービスを開始したのは当時のJ-PHONE(その後ソフトバンクが買収)だと。そうだったかなあ。

 いまや若い世代は「メール」すらあまり使わず、LINEが主流なのだそうな。そういえば、そういう私も家族や親しい同僚との通話まずLINEからトライすることが多い。

 なんとも便利になったものだ。うつろいが速すぎて死語を使ってしまう恥ずかしいシチュエーションも増えそうだが、ま、こちとら立派な「昭和枯れすすき」、それも仕方がない。あ、この言葉も死語だろうけど、こちらはイメージが惹起されやすいから意味も通じるだろう。
(24/5/19)

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