「17歳の自分に何を話しますか?」
将棋の藤井聡太七冠は昨日の棋聖戦に勝利、3連勝でタイトルを防衛した。棋聖戦は五連覇となり、「永世棋聖」の称号の資格を獲得である。「永世」のタイトルも史上最年少、またひとつ記録を塗り替えた形だ。
インタビュー記事がこちら。
見出しにもなっているが、「もし初タイトルを獲った4年前に戻ったら17歳の自分に何と声をかける」という質問への回答が藤井さんらしい。「声をかけることで未来が変わってしまうかもしれないので、特に声はかけなくていいのかなと思います」。
うーむ、質問した記者の想定を上回る回答である。
そういえばかつてのトークショーでは「将棋の神様がいるとしたら、何をお願いしたいですか?」という質問があった。「全部を勝ちにしてほしい」「強くしてほしい」などと回答した棋士がいるなかで、藤井さんは「せっかく神様がいるのなら1局、お手合わせをお願いしたい」。この名回答に会場がどよめいた、という。
中学生の頃から「僥倖です」「節目(せつもく)」「森林限界」などという言葉遣いが話題になっていたことを思い出す。
ちょっと考えた。もし自分が17歳の頃の自分に声をかけるとしたら?
「もっと勉強しろ」「時間を無駄にするな」「身体をしっかり鍛えろ」
うーむ、びっくりするほど平凡なものしか思いつかないや。
(24/7/2)
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