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ようこそ、ゾンビの世界へ

本記事は「ボドゲ紹介 Advent Calendar 2023」の15日目の記事です。昨年はお休みしましたが、今年は1年ぶりに筆を取ってみました。

昨日は毎年恒例、atsさんによるネスターゲームズのご紹介でした。もう数年前になりますが、かく言う私もatsさんの記事に触発されてネスターゲームズを取り寄せたひとりです。今年のラインナップだと『コンスピレーター』と『ニブル』が気になる!

さて、私が今年ご紹介したいのは『ソンビサイド』です。

ゾンビサイドとは

ゾンビサイドとは2012年にCMONにより発売されたボードゲーム、およびその派生シリーズのことを言います。タイトルのとおり、ゾンビが存在する世界でさまざまなミッションを達成していく協力ゲームです。

特徴1 - さまざまなテーマやキャラクター

ゾンビサイドはさまざまなテーマで展開されていて、基本的なルールは変わらず、テーマに応じてルールが追加されております。ここではその派生についてちょっとご紹介します。

2012年に発売されたゾンビサイドは「現代版」と呼ばれています。世界観が現代に即しており、登場する武器も現代の兵器です。2021年には2nd Editionとしてルールやアートワークなどが見直されてリメイクされ、そのときにはじめて『Washington Z.C.』というキャンペーン型の拡張も発売されました。現在は『Fort Hendrix』『Rio Z Janeiro』と合わせて計3つのキャンペーン拡張が発売されております。

またキャラクターも50種類近く登場しており、キックスターター限定のものも多いですが、上記のサラ・コナーやジョン・ウィックなど「わかる人にはわかる」ニクい演出もあります。

2015年には「ファンタジー版」が登場しました。魔法が登場し、多様な遠距離攻撃ができるようになりました。ファンタジーはやはり人気のあるテーマで、現代版と同じぐらい拡張が登場しております。

2019年には「宇宙版」が登場しました。酸素の概念が登場し、屋外に出るのがさらに高リスクになりました。ゾンビはなぜか宇宙人です。

2022年には「西部版」が登場しました。バルコリーからゾンビを蹂躙したり、列車を走らせて轢かせたりできます。キャラクターとしては、タイムリープで西部時代に飛んでしまったあの青年と博士が。

そして2023年には「マーベル版」が登場し、2025年には「DC版」が発売されます。お馴染みのヒーローたちを操ってゾンビの集団を一掃したり、逆にヒーローたちがゾンビとなって襲ってきます。

特徴2 - ソンビをバッタバッタ倒していく爽快感

本作にはレベルの概念があり、ゾンビを倒すとアドレナリンポイントを獲得して新しいスキルを覚えていきます。そして登場するゾンビの数もそれに合わせて、最初は数体だけですが、味方のレベルが上がっていくといっきに数十体に襲われます。ただそこからがこのゲームの本領。ゾンビの集団に向かってガトリングガンをぶっ放したり、突っ込んで刀の二刀流でメッタ斬りにしたり、グレネードを放り込んですべてを灰にしたり、まさに映画さながらのアクションが楽しめます。

特徴3 - リアルなソンビたち

『グルームヘイヴン』をはじめとする、こういったシナリオ系協力ゲームは得てして敵の処理が大変だったりします。しかし、本作の敵は知能指数ゼロのゾンビ。目の前に餌があれば喰らい、見えている者を追い、誰もいなければもっともうるさい場所に向かって1歩進むだけです。ランダム要素はなし。だから敵がどう動くかはすべて事前にわかります。処理はいたってシンプル。でもだからこそリアル。だってゾンビだもの。

特徴4 - フィギュア!フィギュア!フィギュア!

見ての通りです!まあフィギュアゲーは高価ですし、箱もかさばるのでいいことずくめというわけにはいきませんが、物を実際に見たり動かしたりする立体的な楽しさや、オリジナリティを出すための塗装が楽しめるかと思います。これだけありますから、一体ぐらい失敗しても大丈夫!

特徴5 - ほぼ永久に遊べるゲーム

CMONの公式ホームページではだいたい月一のペースで新しい単発ミッションが公開されております。その数、現代版ではなんと121シナリオ!もう一生かかっても遊びきれないほどのシナリオがすでにあり、これからも増え続けるのですから、コスパ最強です。

まとめ

ゾンビサイド、いかがだったでしょうか。今はファンタジー版がアークライトから、現代版がCMON Japanから発売されておりますので遊ぶ機会ももしかしたらあるかもしれません。ゾンビは日本ではあまり流行らないテーマではありますが、ぜひ一度体験していただければと思います。

明日はぬんさん。どんなキャッチーなゲームが出てくるか楽しみです!

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