音楽史4『中世西洋音楽』
かつて古代ローマの首都が置かれその発祥の地でもあったローマに居るローマ教皇を中心とするカトリック教会が、当時、旧ローマ領のガリアやゲルマニアを征服し力を持っていたカロリング朝フランク王国のカール大帝を正式な皇帝として承認して抱き込んだ事で、中央ヨーロッパから西ヨーロッパで広く信じられるキリスト教宗派となった。
カトリック圏ではグレゴリオ聖歌というローマとフランクの聖歌が混ざった様式に音楽が統一されていき、このグレゴリオ聖歌の誕生以降に発展していった西欧の音楽が中世西洋音