見出し画像

イベントではひとつのモチーフを続けて使うことでリピーターが増えてくるよ!

イベントで同じモチーフを使うことによって「連続性」ができると思っています。
例えば1年に1回や半年に1回行われるイベント。イベントの度に集客すると毎回大変になりますが、前に来たお客さんが「あっ、またあのイベントやってる」となれば、すでに来たことがあるので心理的なハードルがかなり下がってもう1回来てくれる可能性が高くなりますよね。これが続けばイベントの度に段々とお客さんも増えてくると思うのですが、これにデザインは一役買えると思っています。

というのも、デザインを最初に「何回やってもこれは毎回使う」というキャラクターや写真、特定の色などを決めておけば前述した「あっ、またあのイベントやってる」の状態に持っていきやすくなるからです。

経験したことがある方も多いと思いますが、遠目に気になるイベントをやってる。でもなんのイベントかわからない。でもわざわざスタッフに聞くほどでもないし、話しかけられたくもない。POPとか看板とかチラシがないイベントで、僕はそういう状態になって入り口あたりをウロウロすることがあります。
こういう状態って結構困りますが、看板とかPOPとかのデザインがあれば、行く気がなくても遠目に目に着けば「前に行ったイベントだ」とか「この前もあのイベントやってたな」と気づきますから、わざわざイベントのスタッフに何をやってるか聞かなくてもわかります。この「遠目でもわかる」はお客さんの心理的ハードルを下げるのに重要だと思います。そしてこれは「スタッフに聞く必要がない」というデザインにしかできない役割があると思います。

実例を挙げて言うとライフバルという東京ガスの地域サービス窓口となる地域会社がありますが、ここが毎年「ガス展」というイベントをやっています。新しいガスコンロの展示したり、有名人を呼んでトークショーをしたりと毎年地域の方と親睦を深めるよう行われていますが、ここは毎年デザインに東京ガスのキャラクターとして有名な「火ぐまのパッチョ」が出て来ます。もうこれでわかりますよね。遠目に見るだけで「あっ、なんか東京ガスのイベントやってる」って。こういう風に見て「どこが主催のイベントかなんとなくわかる」「どんなイベントか大体わかる」って重要だと思います。皆様も連続性のあるイベントを行う際は、ぜひ意識して毎回同じモチーフを選んでほしいと思います。

ちなみにデザイナーを雇わない会社で、デザインと関係ない従業員が作るチラシの場合は、毎回違うモチーフを持ってきて、毎回全然違うテイストになりがちなので要注意です。リピーターが少なくなってもったいない!

最後までお読みいただきありがとうございます。励みになりますので「スキ」ボタンも押してもらえると嬉しいです。