世界が平和になるまでの間、小さなデモをする

イスラエルによるジェノサイドが行われていることを詳しく知ったのは、恥ずかしながら先月のことだ。

岡真里さんの「ガザとは何か〜パレスチナを知るための緊急講義」を読んだことが主なきっかけで、そこからSNSやインターネットで情報を集めたり書籍を読んだりしている。

三島由紀夫賞を受賞された大田ステファニー歓人さんの会見も印象的だった。

先日訪れた文学フリマ東京でも、パレスチナ関連の作品をちらほら見かけた。関心を持っている人が少なからず存在することを確認できて良かった。報道を見ていてこのやり方では、今世界で起きていることが国民に正しく伝わらないだろうと思っていたので。

日本という安全な国に住んでいると中東で起こっている戦争は遥か彼方のおとぎ話のように感じる人が多いのではないかと思う。
かくいう私もその1人だった。

別に、日本が安全すぎるから自衛隊を戦地に派遣しろとかそういうことが言いたい訳ではない。むしろ今の日本の治安は日本人が歴史の中で、ある意味勝ち取ってきたもので人類に必要なものだと思っている。

ただ、歴史を辿れば世界で起きている戦争って、他人事ではないよねという話。
日本も世界大戦に参加し加担してきた(今も部分的に加担している)事実がある。
パレスチナ問題につながるホロコーストを起こしたナチスドイツと当時同盟を組み、その関係でアメリカから原爆を落とされた国が果たして無関係だろうか?私はむしろ日本人こそパレスチナで起こっている問題に対して積極的に議論すべきであると考えている。

事が複雑で難しそうとか言っている場合ではないのだ。こうしているこの瞬間も人が殺されているかもしれないというのに。

難しいことを考えない言い訳を探すのではなく、どうすれば1人でも多く助けられるか方法を探した方が有意義だと思う。

じゃあ具体的に何をしたら良いんだという話になる。私個人的には、小さいことでもデモになりうると考えている。

関連書籍を読むこと、ジャーナリストや活動家のSNSやブログから情報を得ることなど。そうでなくとも、とにかく知ろうとする努力が大事なのだ。
日本人は真面目な民族だから、「デモ」というと何か権力を動かして何かしらを成し得なければならないと考えてしまうのかもしれない。

今こうしてnoteに書いていることも私の中では小さなデモだ。友達と会った時に話すのもデモ。各個人に合うやり方でやっていけばよいのだと思う。

少しでも誰かの助けになればと思い殴り書きで申し訳ないですが。

一刻も早く、ガザの人々に平穏が戻るように祈ります。

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