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生き残るためのマルチチャネル戦略

ども、其田です(Profile取材記事はこちら)。消費税増税とインボイス制度でフリーランス界隈は厳しさが増しております。きょうは生き残るためにマルチチャネル化の大切さについて解説していきます。

5つのマルチチャネル化

このnoteで使うマルチチャネル化(Multiple channel)は

複数経路を持つこと

と考えてください(マーケティングとかではニュアンスがちょっと違いますが)。其田個人は5つの領域でマルチチャネル化が必要だと考えています。具体的には以下の5つです。

1.収入獲得のマルチチャネル化
2.仕事獲得のマルチチャネル化
3.情報取得のマルチチャネル化
4.所属するコミュニティのマルチチャネル化
5.思考のマルチチャネル化

1.収入のマルチチャネル化

まずは収入のマルチチャネル化。これは複業や兼業などなじみのある言葉が一般的に利用され始めているのでわりとイメージしやすいのではないかと思います。其田夫婦の場合には

・会社員(気象予報士・Webデザイナー)
・フリーランス(フォトグラファー・通訳案内士・キャリア講師)
・投資(不動産投資:シェアハウス・金融投資)

の3つが多きな収入源です。一般的な社会人の場合は会社員のみの方が大多数だと思います。金融リテラシーがある方は積み立てNISAやiDeCoなどの金融投資をしているかもしれません。さらにアグレッシブな人は自分の与信を使って銀行からローンを組んで不動産投資をする人もいますね。最近では働き方の多様化に伴い、会社員をしながら個人で事業をする人も増えています。ブログやYoutubeやせどり(メルカリやヤフオク)がとっつきやすいかもです。会社員だけだと収入もスキルも偏りが激しいので、収入のマルチチャネル化はこれからはドンドンすすめていくほうがよいと考えます。例えば月に5万円収入が増えると年間60万円収入が増えることになり、心にかなりのゆとりが生まれます。

2.仕事獲得のマルチチャネル化

続いて仕事のマルチチャネル化。複数媒体でのマーケティングですね。今回は特別にフリーランスで行っている撮影について具体的なマルチチャネルを見ていきます。

Tripadvisor

アメリカに本社のある超大御所トラベルプラットフォームTripadvisor。実はExperienceも提供しています。手数料は20%と他のマッチングプラットフォームやエージェントと比べると割安感がありますね(日本の写真エージェントは50%とか持っていくところもある)。クライアントはアメリカ・カナダ・オーストラリアの富裕層が多い印象です。

Flytographer

Flytographerはカナダに本社をバケーションフォトエージェントです。東京・京都・大阪の3都市でパートナーのありちゃんと夫婦で契約をしています。手数料は40%と高額ですが専門のコンシェルジュがついて手厚くサポートしてくれます。プラン単価は

・60分 350USD
・90分 450USD
・120分 600USD

とこちらも比較的VIP向けです。世界中からプロのフォトグラファーが集まり「書類選考・ポートフォリオ選考・インタビュー選考」の3つがありますが2019年4月現在の合格率は5%以下とのことです。

Tours by locals

こちらはカナダの通訳ガイドエージェント。通訳案内・撮影のプランで契約をしています。繁忙期に他の撮影ばかり優先していた(通訳案内の単価が撮影に比べると低い)ので、一時期クビになりそうでした(笑)いまはVIPの撮影案件があったらお仕事を都度紹介いただくような仕組みになりました。中間手数料は20%と良心的です。

いまは個人でも簡単に仕事をとれる本当にいい時代になりました。国内の撮影であれば

・Our Photo
・fotowa
・Lovegraph

などありますね。ちなみに撮影やガイドのようなスポット型仕事は

(単価-経費)×案件数×リピート率

です。其田の場合は

・単価:1時間撮影 4万円
・経費:交通費、宿泊費、カメラ代、PC代、ソフト代
・案件数:春と秋は多く、夏と冬少ない
・リピート率:海外顧客の場合は低い

といった具合です。単価が高く原価も都度かかるわけではないのですが、案件数とリピート率が低いのが悩みです。一方で、パートナーのありちゃんがやっているようなシェアハウスのようなストック型の仕事は

(単価ー経費)×案件数

が雪だるまのようにストックされていきます。スポットの仕事のように大きなお金が入ってくるわけではありませんが、コツコツと息の長い収入になるのがポイントです。ちなみにこのマガジンも月額500円で20人ほどの方が購読してくださっていますが、徐々に多くなってきているわけです(いつもありがとうございます)。

関連記事

売上目標と戦略についての詳細はこちらで解説しています。有給とフレックスとリモートワークを駆使して個人事業200万円/月+会社員50万円/月くらいになれたら他の人にもいろんなチャンスを分けてあげられる気がするのです。

複業して会社を使い倒しながら上手に生きる方法を解説しています。福利厚生やリソースを利用しながら自分のナリワイを育ててマルチチャネルをつくるのが最強だと思います。

3.情報のマルチチャネル化

続いて情報のマルチチャネル化です。おそらくここが一番の大切になるのではないかと感じています。具体的には

・日経新聞電子版
・ブルームバーグ
・東洋経済新聞
・Twitter(Tweetdeck)
・Kindle(書籍)
・Youtube
・人の口コミ

から情報収集しています。上の3つはいわゆる経済情報ですね(手垢がついている場合も多いのでそれを前提に読むことが大切です)。Twitterについては気になるキーワードやアカウントをTweetdeckにまとめてチェックしています。体系的に入れるのであれば書籍はよいですね。最近ではYoutubeでも良質な情報を発信している人が多くいるので流し聞きすることも多いです。ただし、本当の情報はネットには載っておらず口コミが最強です。ちなみにテレビはもはや家にありません。広告主の意向に沿って情報が偏りますし、バラエティ番組は面白いのですが時間を奪われてしまうので。最近ではAbemaTVで十分ですしね。

4.所属するコミュニティのマルチチャネル化

会社(学校)と家族だけしかコミュニティがない人はそこの関係が良好でなくなった場合にメンタルが詰むのでおすすめしません。可能であれば会社(学校)と家以外のコミュニティに属しましょう。できれば自分が理想としている生き方をしている人とつながるのがおすすめです。いまではTwitterやFacebookなどで気軽にDMを送れるようになりましたし、有料noteの購入やオンラインサロンに入ってつながりをつくってみるのもありだと思います。

新しい知識や経験は常に他者からのアウトプットによって自身が変化して得ることができるものなので、自分がなりたい像を思い描いて飛び込んでみるのがよいですね(自分がいつもつきあっている人10人の平均にあなたはなるっていわれますもんね)。

5.思考のマルチチャネル化

なにかをするときには

・ベストプラン(最良)
・ベーシックプラン(平均)
・ワーストプラン(最悪)

の3つのプランを想定して取り組むと成功しやすいです。「このプランだったらこうする」を決めておくことで判断が早くなるんですよね。もちろんやってみなければわからないこともありますし、考えすぎて動けなくなるという残念なパターンになってしまうこともあるので、ある程度考えたらとりあえずやってみるのがおすすめです。PDCAサイクルなんて言いますが、Pは最小でDCAをくるくるまわすのがベストです。

関連記事です。

個人的に人生の9割は偶然と運によって構成されていると考えているのですが、その偶然や運を味方につけるためにはどうすればいいんでしょうかね?其田が普段やっている情報収集術を記載しました。

日本仕事百貨のナカムラケンタさんとまちとしごと総合研究所のまっくすさんと生きるように働く複業のすすめについてお話しました。きっといろんなヒントが詰まっているはず。

ご質問はお気軽にTwitterのDM質問箱へお送りください:)それではきょうはこのへんで。

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