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時代を先読みして生き残るためにしている3つのこと

其田です(プロフィールはこちら)。今日は先日解説した「2021年以降おきる5つのことと生きのびるためにするべき3つの戦略」の続きで、「時代の先読み」と「生き残るためにしていること」を解説していきます。

まずは具体的な時代の先読みから。

01 原則70歳まで働く時代になる

2021年4月からは改正高年齢者雇用安定法の施行で70歳になるまで就業機会を確保することが企業の努力義務となる。違反した場合の罰則はないものの、将来の義務化の可能性を見据えて、企業は対応をしていく必要があるだろう。日経新聞2021年1月4日

ドンドン働く期間が長くなりますね(笑)ちなみに定年の推移はこんな感じです。

【昭和初期】55歳定年がスタート
【1980年】55歳から60歳定年に引き上げ(努力義務化)
【1990年】定年後再雇用(義務化)
【1998年】60歳定年
【2000年】65歳までの雇用確保措置(努力義務化)
【2006年】65歳までの雇用確保措置(義務化)
【2013年】65歳までの継続雇用を企業に義務化(対象:全希望者)
引用:50歳以上のシニアの転職支援

基本的に「努力義務化 → 義務化」までがセットなので、70歳まで雇用確保が義務化されるでしょう(70歳まで働かないといけない未来・・・・)。ただし、正規雇用が継続される可能性は低いです。

02 会社員からフリーランスへの転換がすすむ

上記の70歳雇用の努力義務に関連して、以下Yahooニュースより引用。

これは決して70歳まで雇用延長すべしという話ではない。これ以上の雇用延長は無理だと経団連も白旗をあげたことを受けて、雇用延長(①定年引上げ、②継続雇用制度の導入、③定年廃止)に加え、創業支援等措置として「④70歳まで継続的に業務委託契約を締結する制度の導入」「⑤70歳まで継続的に社会貢献事業に従事できる制度の導入」というオプションが認められている。(中略)高齢者限定ではないものの、タニタや電通のように、社員の自律支援の一貫として従業員の業務委託化を認める企業も既に出始めている。一定年齢を機に業務委託に切り替わりフリーランス化するシニアが、これから段階的に増えていくことは想像に容易い。引用:2021年1月8日Yahooニュース

結局雇用し続けるのって難しいんですよ。「できれば高給取りなシニアは切り捨てて、フレッシュで安くて優秀な若い層を雇いたい」というのが経営者の本音です。となるとどうするか?業務委託として1回( or 1月)いくらという契約に切り替える。これが手っ取り早く人件費を抑える方法です。この可能性が65歳のシニア(あるいは40歳以上の正規職員)に対して高まるわけです。

特に契約社員やアルバイトと違うのは「年金や健康保険などを自分で支払い確定申告する必要がある」「仕事を自分でつくる(探す)必要がある」ということ。経営者としては「固定給与や社会保険を払わなくていいから嬉しい」。でも、65歳からフリーランスになるのって相当しんどいのでは?と思うのは其田だけではないはず。

03 会社員の給与はますますあがりにくくなる

70歳が事実上の定年になると、課長・部長・社長などのポストがますます空きにくくなるわけです。で、上がつまるので下の給与はいつまでもあがらない。

・70歳定年になる
・うえが抜けないのでポストがあかない
・若手はいつまでも給与があがらない

負のループですね・・・。

04 貧困層が増える

最終的に弱者にしわ寄せが来るわけです。いわゆるエッセンシャルワーカーのような、安い給与だけど仕方なく働かなければならない人たちの暮らしがどんどん厳しくなる。とはいえ政府がそれに対して解決策を持っているかといえば答えはNOです。菅首相なんかは「最終的に生活保護も」とポロっと本音を言ってしまっています。

とはいえ、日本の生活保護は受給しづらかったりします。

資産が保有できない日本の生活保護制度
預貯金などは原則保有が認められておらず、蓄えが底を突いてから要保護性が認められる。(中略)資産といえば、預貯金、証券、土地・家屋(居住用不動産は原則保有可能)、自動車(条件付きで保有可能)、貴金属類、返戻金の多い生命保険などが該当する。Yahooニュース2021年01月28日

05 若いうちから対策している人とそうでない人の間で40歳以降リカバリーできない差が生まれる

この記事を読んでいる人は

あっ、このままだとヤバい

ときっと思っているはず。でも、行動に移せる人ってそこまで多くないんですよね。例えば多くの人は社会人になると目の前の仕事や育児で「新しく学ぶこと」を辞めてしまいがち。よくありがちなパターンとして其田がこれまでみて来たなかなか生きていくのが厳しそうな人たちの共通点はこんな感じ。

・目の前の仕事や子育てが忙しい
・スキルや知識の切り売りで何とか生計を立てている
・業界や会社自体が何らかのきっかけで下り坂になる
・40歳以降リストラなどで首切りにあう
・スキルや知識が浦島太郎状態で首が回らない

生き残るためにやっている3つのこと

じゃあそんな未来を見据えてなにをやているのか?解説します。

まず【1つ目】は、

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