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Halaccaという名前。

灰色の日々が、Halaccaの原点です。

私には、何もなくなってしまった。
望んで母になったのに、嫁で母になった瞬間、「私」ではなくなってしまった毎日を過ごしていました。時間も、自我も、なにもかもを忘れて、必死にその日その時に直面する事態を乗り越える日々。
毎日を必死にこなして。結婚して、今まで築いたきた「自分」を見失って。「私」とは違う、「立場」という服を着た「自分」が必要とされて虚しさを感じて。ライフスタイルやステージの変化によって、生きること、生活することに必死で、身なりも楽しみも趣味も希望もなにもかもを考えられなくなる。

私だけではないのだろうな、と思います。
世の中の女性は、殊に、そういった場面に出くわすことが多いはず。

ママになったから、子供のために。
嫁として、妻としての立場があるから。

そう言って、我慢ばかりしている日々は灰色でした。

認めてもらえること、選ぶ余裕があること、心が晴れること

それでも、昔から好きだった手仕事を、子供のためにとやっている時間が好きでした。布を選んで切って縫って、糸を結んで。でも、作業できる時間が見えないから、途中で投げ出してしまうのがストレスで。寝た子が起きた、トラブルが起きた、家族の用事に急に駆り出される、、、原因は様々ですが、作業時間が取れないために完結できないことがストれるとして蓄積する日々。
そんなとき、短時間で完結できるアクセサリーを作り始めました。

『晴れて 明るい』

ママだからアクセサリーをつけられない。
子供に引っ張られるから、嫁や親としての世間の目があるから。
そういう自分への枷を捨てたとき、長い間曇っていた心に、青空が広がりました。

私は、私でいい。
普段の自分が、10分だけでも、このピアスでちょっとかわいくなれる。
お気に入りのシンプルな服に合わせて、試着しただけでちょっとうれしくなる。
余裕がない毎日に、コーヒー一杯くらいの、ちょっとした余裕ができる。
よそ行きじゃない、普段のわたしの気持ちに、明るい晴れ間が広がる。

『晴れて
 明るい』
晴明、と書いて、ハラッカ、と読みます。

ぎゅうぎゅうに詰まってがんじがらめになった誰かの心が、
ほぐれてほどけて、明るくひらけますように。

https://www.instagram.com/halacca_/

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せつき、という名前は、「儚いものほど美しい」、刹那の綺、からきています。
儚い一期一会を、晴天の中で迎えることができますように。

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