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提案できるゲームプログラマーになれるといいよね

はじめに

どーも、はるねこです。

今回は、タイトルにあるようにゲームの「仕様」についてです。

仕様書に正解はないよね

仕様書に、特に正解な書き方などはありません。
書く人によってフォーマットは様々です。

「わかりやすい」「わかりにくい」
「細かい」「ざっくり」

など本当に様々です。

自分の好みの仕様書

自分は、1発目の仕様書としては
「ざっくり」な感じで
仕様書というより、概要書みたいな感じが好みです。

プランナーの方には
ざっくりしたものを作って頂いて
「どういう方向性か」「何を実現したいか」
といった所が明確になってさえいればありがたいですね。

仕様書に書かれた事を実装すれば
面白いゲームになるの?

たまにゲームプログラマーの方で
仕様書通り実装 = 完成!な方がいらっしゃったりします。

仕様通りに実装しているのだからいいのでは?

と思われるかもしれません。

それは確かにそうなんですが
ゲームプログラマーが作っているのは、当たり前ですが「ゲーム」です。
その仕様が、ゲームとして面白いか?という所も考えないといけません。
仕様書の時点で面白くないものを実装しても、結局ボツになるのが目に見えてますよね。

超完璧な仕様書であれば
その仕様を実装するだけでいいのかもしれませんが
1度実装しただけで「超面白い!完成!」となるのは稀だと思ってます。

つまり、何度か作り直しであったり
修正する事は大なり小なりあると思っています。

仕様書に沿って仕様を満たす
という事が、必ずしも正解でもないかなって思うのです。

仕様というのはアップデートされていくもの

なので
1発目に頂く仕様書がすっごく詳細な所まで詰め詰めに書かれている系だと、自分はげんなりします。

上記の通り、どうせ、大なり小なり作り直すからです。
その「詳細」の部分が、最終的には変わるかもしれないからです。

自分としてはまず
・1発目の仕様はざっくりしたものを頂いて
・それを元に、全体が確認できるものをざっくり作る。
・それをプランナーの方に確認頂き、詳細を詰めていく

という感じの流れでできるとありがたいですね。

なので、自分にとっては
仕様書というものは、1発で完成するものではなく
最初はあくまでたたき台で「どんどんアップデートされるもの」という意識が強いですね。

むしろ
最初の仕様からどんだけより面白くできるか
というのが、楽しくもあり腕の見せどころでもあるのかなって。

相談・提案できるプログラマーになろう

仕様書を頂いて、特に深く考えず
その仕様をそのまま実装するゲームプログラマーはちょっと頂けないかな、と個人的には思っています(過去の自分もそうでした)

仕様書の奥にある
「なぜその仕様にしたのか」
「何を実現したいのか」
という所を汲み取って、又はヒアリングして

それを実現したいのであれば
こういう仕様にした方がいいんじゃないですか?

であったり

こういう仕様の方が
コスト安く実装できますけどどうですか?

といった相談・提案ができるとよりよいかなと思います。

仕様を否定するのはなく、あくまで相談・提案です。

自分はできるだけコスト安くなる提案を行い、手早く実装できるようにする、というのをよくやってます。

誰のために作ってるの?
ユーザー視点を忘れずに

先程の仕様の提案において
プログラム的にこういう仕様だと
コスト安く実装できてありがたい
という形の相談・提案もあるかと思うのですが

ユーザーにとってどういう仕様がよいのか
という、ユーザー視点での提案もできると
よりよいと思います。

自分は、ユーザーに楽しんで欲しくて
「面白かった」って言ってほしくてゲームを作ってます。

なので、どんなに頑張って作ったものだとしても、ユーザーに喜んでもらえなければ意味がありません。

プランナー任せではなく
一緒になって「よりよい仕様」を模索する事は、大事なんじゃないかな、と思います。

「待ち」の姿勢はやめようね

もしかすると
「仕様が上がってこないから、実装が進まない」
という場合もあるかもしれません。

そういう場合は、受け身になるのではなく
・自分からプランナーをせっついたり
・もういっその事自分から仕様を提案したり
・一旦、自分の方で「こんな感じかな?」というのを実装しちゃって、それを見てもらう

といった感じで進めていく事も
時には大事かな、と思う今日このごろでした。

おわりに

今回は、仕様についてのお話でした。
身になるお話が1つでもあったなら幸いです。

今回はこのへんで、ではまた。

もしサポート頂けたら いつか個人開発をする時に使わせて頂きます!