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Yes, I CAN make it!

10年位前に書道展というものを初めて見に行って、私はその世界に引き込まれました。ある程度書道を経験した人には書かれている文字の上手さに目が行くのでしょうが、書道に関しての知識が全くなかった私は文字を構成するラインの流麗さに目を奪われたのでした。それ以来、私は筆ぺんでラインを書くことが好きになりました。

文字にとってラインは原子みたいなものですし、それらの集合体が文字を構成しています。私は東洋書道(毛筆)だけでなく、西洋書道(カリグラフィー)にも手を伸ばしました。毛筆で英語、ロシア語、モンゴル語、スリランカ語を書いたり、カリグラフィーペンでひらがなや漢字を書いてみたりもしました。

その結果、偶然生まれてくるカスレの趣とラインの太さを自在に変えられる自由度という点で考えると、カリグラフィーペンは毛筆には到底敵わないことに気が付きました。また、それらを駆使すると絵画と同じようにラインだけで感情や質感をある程度表現することができることを知りました。それで私は我流の毛筆ラインを使った表現に夢中になりました。

冒頭のTシャツにプリントした文字はその思いの延長線上で書いた文字(うちの子)たちです。「Yes, I CAN make it!(そうだ、私にゃできる!)」という根拠のない自信を持って、今日もまた毛筆ラインを書いていきます。


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