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灼熱のヨコハマ
よせばいいのに、仕事仲間と土曜日の昼から灼熱地獄ヨコハマに行った。
目的は特にない。
春に同じメンツで浅草〜田端を飲み歩くという企画をやったら思いのほか好評で。
メンバーのひとりが先走って日程を決め、みんなのスケジュールを強引に押さえた。
その頃はまさかこの夏がここまで酷暑だとは、誰も想像していなかった。
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14時に桜木町改札で待ち合わせたわたしたちは、特に行くあてもなく馬車道をウロウロする。気温は37度らしいが体感は40度ぐらいありそう。コロナに罹るとこれぐらい暑い?
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たまらず営業しているビアバーに飛び込む。馬車道タップルームというこの店、クラフトビールが数十種類も揃っている。乾杯。
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軽く一杯、のつもりがみんな喉が渇いていたせいか、重くいっぱい呑んでしまった。
まだ15時過ぎ。ふたたび灼熱の馬車道を歩く。このあたりには古い煉瓦づくりの建物が現存している。なるほど情緒あるね…なんて言ってると実はレプリカで比較的新しいビルだったりするから気が抜けない。
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さてフラフラ、ワイワイ、ガヤガヤと酔いを醒ましながら向かう先には赤レンガ倉庫が。
夏休みの週末ということでさまざまなイベントが行われていたのだが、さほど人出は多くない。そりゃそうですよこの暑さだもの。にんげんだもの。
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われわれ一行も適当にイベントをひやかして、適当に倉庫内を散策して、適当にキッチンカーでビールを買い、適当な日陰を探して呑んだ。
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ここまで暑いとなんでも適当でいいや、という気分になる。人類みなJT、つまり高田純次でよいのではないか。
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われわれは赤レンガ倉庫をあとにして野毛に向かった。野毛といえば飲兵衛垂涎の一大飲み屋街である。わたしも過去、三度ばかり記憶をなくしたことがある。
お目当ては「野毛ホルモンビル」だ。店名だけ見るとなんとなく背筋がゾワゾワするがいたって普通の焼肉店。と、いうか結構うまいんだな、これが。
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画像左下の銀皿がきれいに空になっていることからも、この店の肉のクオリティの高さを感じていただけるのではないだろうか。いや、単に腹が減っていただけか。
さんざん食い散らかし、飲み散らかして店を出る。さすがに辺りは暗くなっていた。
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さあ次はどこへいくか、と言いたいのだがあいにく9名という大所帯。野毛名物のスナックも入れないし、かねてからいきたいと思っていた蛙之介にも入れなかった。
そんな中「キューメイ?ダイジョブダイジョブ、ハイサンカイドーゾー」と威勢のいいカタコト日本語でわれわれを迎え入れてくれたのが中華料理の『三陽』である。
この店、外観からしておかしいのだがメニューがいちいちおかしい。
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なんやねん、キリン中生やなせビールって。キリンやなせラブラブ中生とどう違うねん。20円の差は一体・・・?
仲間のひとりが真剣な口調で『テポドン元祖マムシ酒と赤マムシ粉末入り(変化あり、ない方人生おしまい)』を注文すると店員のおばちゃんが我慢できない様子でプッと笑っていた。
まあ、全般こんな感じで、さすがキタナシュランに認定されるだけのことはある店だ。しかし愛知三河風の鳥みそは美味かった。
そこから先の記憶が朧げなのだが、いまこうしてnoteを書けているということは、さして大きなトラブルは起きていないということで。
あ、夜中に何故か異様に足が攣ったので、もしかするとちょっとだけ熱中症気味だったのかもしれない。
まだまだ夏はこれからが本番。どんなイベントが待っているかわからないが、しっかり食べて飲んで勢いよく乗り切りたい。
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