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(今年も)行ってみた!スナワチPOP-UPストア原宿

うまれたときからの引っ込み思案と人見知りな性格が災いして、こういうイベントに顔を出すことなどついぞなく生涯を終えるつもりだったぼくが。

なんと1年ぶり3回目の「行ってみた」をしました。

どこへ?

スナワチPOP‐UPストア原宿です。

しかも期間中に2度も足を運んだよ。なので今回は全国一千万のスナワチファンに先駆けてレポります。レポらせてくれ。

今年で7回目

大阪に店を構えるレザーストア「スナワチ」さんでは2016年の秋からPOP‐UPストアを出店しています。つまり今年で6年目、数えること7回目です。

最初は入りにくいお店だったそうですが(それについてはスナワチオウナーの前田将多さんのnoteをご覧ください)

ぼくがはじめてお邪魔した2020年の頃はサングラスもなくすっかりフレンドリー&カンフォータブルな雰囲気に。

ぼくはその時、ショータさんと初対面でしたがTwitterでつながっていたおかげですぐに親しくしていただけました。そしてまもなく著書が発売される田所さん、そのブックデザインを手がけた豪さんとご対面という僥倖にも恵まれました。

田所さんや豪さんについてはこちらをご参照ください。

その時はメガネケースを買ったのですが、極度のあがり症で初対面に弱いぼくはみなさんと楽しい雑談を交わすこともなくそそくさとその場を立ち去りました。

お酒さえあればゆっくり話ができるのになあ。

「でも」でなく「さえ」というところがアル依症の言い訳ですね。

2回目となる去年は初日、オープン直後を狙ってお邪魔しました。スナワチPOP-UPストアの特徴は「初日は時間通りにオープンしない」というお約束があること。これは1回目にぼくが身をもって学んだことです。

なのでゆったり昼過ぎにお邪魔して、お目当てだったショットガントートをいちばんにゲット。しかし店頭いちばんの顔役アイテムだったのでお持ち帰りはせず、後日、郵送していただくことにしました。

6ブランド合同開催!

そして2022年、ぼく的に3回目となるPOP‐UPストアです。

今回はいつもの顔ぶれ(スナワチさんとブーツのGrant Stoneさん、デニムのNIMUDEさん)に加えて刺子/襤褸のTERASさん、うつわの草々さん、着物リメイクのkonoteさんと計6ブランドという豪華な布陣!

その結果、会場である原宿デザインフェスタギャラリーの1階をまるごと借り切ることになりました。すごい。

これは気合いを入れないかん、と開催2日目の土曜日と最終日の月曜にお邪魔してきました。土曜日はTwitter仲間と一緒に、月曜は打ち合わせの帰りに独りで。

まず最初に驚いたのが言うまでもなく規模の大きさです。

さすが1階まるごとだけあって広い!そこに6ブランドがズラリと逸品を並べています。

まずはスナワチさん。

渋い系統の色が多い財布たち
さまざまな革製の逸品が所狭しと
まるで常設店舗のような佇まい
今回の目玉!お医者さんの鞄

そしてGrant StoneさんとNIMUDEさん。ここまではお馴染みの顔ぶれといっても過言ではありません。

デニムとの相性がよさそうなブーツたち
来年はジーパン買っていけぽんとお揃いに

さてここからが新顔です。刺子と襤褸のブランド、TERASさん。障がい者の方々が縫った刺子や襤褸の生地でシャツやジャケット、バッグなどを作られています。

目に鮮やかな藍色。ひとつ一つに手仕事を感じる逸品ばかり。

刺子懐かしい…
なんだかほっとする品々
展示そのものが語りかけてきます

写真を撮ったのが比較的空いている最終日の月曜だったので、残念ながらkonoteさんの商品は見あたりませんでしたが(もし見落としだったらごめんなさい汗)土曜日にお邪魔した時はそれはそれは華やかな雰囲気を醸し出していました。

面白いんですよ、着物リメイクって。他では絶対にない味わいのパンツが色とりどりの花を咲かせていました。ちょうど上の写真の奥、つきあたりが売り場だったかな。

そして今回わたしの心をとらえて離さなかったのは草々さんのうつわたちでした。

眺めているだけでおちつく
陶芸家さんのプロフィールも掲示
ここだけ静かな時間が流れていました

うつわはいい。人見知りのぼくにもゆっくりと話しかけてくれるんです。黙って何時間でも眺めていられる。

勇気を振り絞って草々のオウナーであるきょうこさんに話しかけてみました。するととてもまっすぐにうつわの良さを語ってくださって、まさにご本人が書く文章そのものの淡麗で静謐、それでいて情熱的なお人柄が伝わってきます。

そしてわが家の食器棚に仲間入りしたのがこちら。

美味しい魚が載る予感しかない
刺身が美しく盛られる予感しかない

土曜日は飲み仲間とポップアップの帰りに居酒屋に行ったのですが、そこでもうつわを落としたり割ったりしないように最大限の気を配りながら何杯もハイボールをおかわりしました。おかげで悪酔いしませんでした。

次の日。早速なめた鰈を煮たのと鮪の頬肉のたたきを。

みごとなまでのなめた鰈とうつわ
鮪頬肉たたきとの相性のいいこと

まるで誂えたかのようです。やっぱりうつわが違うとひと味違うタケヤみそ、な訳です。再訪した際、画像をきょうこさんにも見てもらえて、想いを伝えられたのがなんだかうれしかったです。

そして月曜日のお目当てはかねてから狙っていた、実は土曜日にこっそり一人で下見にいった時(そこではTwitter仲間のTOMITAさんにお会いすることができました)から狙っていた長財布です。

いやあ、迷った。3つのうちで悩んでしまった。どれも違ってどれもいい。

長考の末、ショータさんの「直感を大事にするのもいいですよね」という一言に背中を押されて、愛せるモノがまたひとつ増えました。こちらです。

いやあ惚れ惚れするわ
こっちを選んでよかった…

ふだんあんまり起動しない物欲がむくむくと蠢き出すのがスナワチPOP-UPストア。これが年一回で本当によかった、と思います。何回もあったら確実に破産する。

やっぱ買い物の楽しさはさ、クリック一発じゃわからんのよ。いや密林は確かに便利だし、ぼくも使うし、なんならぼくEC関連の仕事もしてるんですけどね。

だけど商品を眼の前にして、眺めたり触ったり匂いを嗅いだり硬さを確かめたり、そういう行為を通して作り手の声に耳を傾けるところに、ものを買う深遠なる味わいがあると思うんですよね。

あと、どれにしようか迷ったり、悩んだり、挙げ句一晩寝かせて考えるとか。その結果、売り切れてしまうとか。売り切れて逆にホッとする、みたいな。

そういう心の動きもまるごと楽しめるのが実店舗の良さであり、スナワチPOP‐UPストアのありがたみでもあるわけです。

欲しいものがないという人にこそ、足を運んでもらいたい。欲しいものがあるというなんだかわからないけど豊かな気分を味わいませんか?

ショータさんはいつも姿勢がいい

ショータさん、ありがとうございました。おつかれさまでした。また来年!

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