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2024年の弥生を振り返る

3月は去る、です。猿ではありません。お間違えのないように。

急に春めいたと思ったら真冬の寒さに逆戻り、という三寒四温なのこれ?みたいな1ヶ月でした。

振り返りに、とノート(ANDO GALLERY)を捲ると「あれ?俺こんだけしか仕事してなかったっけ?」とおもってしまった。

取材が週平均2本、クライアントとの打ち合わせはだいたい2日に1本。Webサイトの制作が2件に採用広報案件が1件、MVV案件が1件、ステートメントが1件。

こう書くとまあ普通なのですが実感値としてはもっとやってるような気ぜわしさ。

なんでだろ。

出し戻し(修正対応)が多かったからかな。とにかく時間がなくて、バタバタと追われていた1ヶ月だったような気がします。珍しく飲みの約束をリスケしたぐらい。あとおとといはついにnote更新ができなかった。

では振り返ってみましょう。ここんとこの傾向として一つのネタが長く、しつこくなりがちなので今回はライトに、を心がけます。


今年の花粉はヤバい

ヤバくないですか?花粉。今年は特に。ぼくは正式な(?)花粉症ではなく、年ごとにかかったりかからなかったりする浮気な症状なのですが、今年はいつになくひどい。

特に3月12日に降った雨のあとから。つまり13日から長らく続く晴天によってとんでもなく凶暴な花粉が大量に舞っていたような気がします。

いつもなら「あなたの風邪は鼻から?」の黄色いベンザで一発なのに(風邪ではないけど)今年は流石にクリニックで花粉症の薬をもらいました。

ぼくでこんなだから年季の入った花粉症でものを考える仕事の人は大変だろうなあ。頭の芯がシャキッとしないですものね。お察しいたします。

あとしばらくの辛抱です、きっと。がんばりましょう。


歯医者必勝法

子どもの頃から歯医者が苦手です。大人になったらこんなもん楽勝だろう、とおもっていたんですが、全然状況が改善しないです。

ぼくは口の中が人より敏感で、すぐにえずいてしまうんですね。だから型を取る時なんて生き地獄。バキュームをグイッと入れられるのにも抵抗があります。

だから定期検診が嫌で嫌で…だったのですが。ついに克服するに至りました、歯医者イヤイヤ病を。

型を取るのは本当に避けたい、であれば虫歯にならないことだ、であれば普段からオーラルケアをきっちりやればいい。であれば最近流行りの仕組みに頼ればいいじゃん。

どうです、当たり前でしょう。

しかしその当たり前がなかなかできていなくて悪循環を重ねてきたわけです。

ある時から歯磨きのスタイルを大きく変えました。まず最初に液体歯磨きで口の中を濯ぎます。その後、パナソニックのジェットウオッシャーで歯間と歯茎を洗浄。歯間は強力モード、歯茎はソフトモードでそれぞれ一回ずつです。

然るべきのちにブラウンの電動歯ブラシで2分間、磨きます。30秒ごとにタイマーが作動するので、上の前歯、下の前歯、上の歯の裏側、下の歯の裏側と順に磨くわけです。最後にワンタフトブラシで倒れ込んでいる歯の裏まで磨いて終了。ちなみに歯磨き粉は3Mのクリンプロです。高濃度フッ素1450ppmが決め手。

手間も時間もかかりますが(それでも正味5分足らず)このやり方にしてから虫歯にならなくなったばかりか詰め物も取れなくなり、なおかつ定期検診が歯のお掃除の時間になりました。

しかも!歯科助手のお姉さんに毎回めっちゃ褒められるというおまけつき。気づけば定期検診が楽しみになっている俺がいるよ。

いい年して歯医者が苦手という大人の皆さん、ぜひぼくのやり方を試してみてください。ポイントは毎日の積み重ねと歯茎を鍛える点かと。


3回目のPERFECTDAYS

先月2回目のPERFECTDAYSを観に行ったんですが隣の妙齢のご婦人が始終泣いていらしてまるで集中できなかったので、ある平日のサービスデーに3回目の鑑賞へ出かけてきました。

俺ぐらいの年齢でなんの役職も部下も持たないサラリーマンができることと言ったら仕事の合間に時間を作って映画を見に行くことぐらいでしょう。これこそPERFECTDAYSではないか。

今度はじっくりと観ることができました。1回目は話の流れを追うので精一杯だったのですが、3回目は友人と話していた「あそこのカットってさあ」みたいなところに注意を払えました。

そして、あらためての感想としては、音楽がいいですね。新しい音楽はないんです。ぜんぶ古い曲ばかり。だから映画用のサントラなんてものはないんじゃないかな。

選曲のとてもいい映画だったと思います。大好きなTHE DOCK OF THE BAYも流れたし。ラストシーンも音楽がハマってると思ったね。


ドラムはバスドラ

今年2回目のバンド練習がありました。もうバンドも長いな。10年前は3つ掛け持ちでやってたけど、それぞれ事情があって今は1つだけ。

中学の時に友達の家にあったドラムセットをいきなり叩けた瞬間に俺は天才だと思い込んで一切基礎をやってこなかったんですが、ここにきて急にダブルストローク、シックスストローク、ルーディメンツ、チェンジアップ、ストーンキラーなどをコツコツはじめています。

きっかけはYouTubeです。めっちゃわかりやすく基礎練を解説してくれるドラマーチューバーがたくさんいるんですよね。あれなら基礎からはじめやすいわけです。

で、この歳になってアップグレードしたぼくが、せんだってのスタジオで改めて気づいたこと。それは「ドラムはバスドラで決まる」です。

やっぱりバスドラがしっかりと決められた数を決められたタイムで鳴っていることが何よりリズムを締まったものにします。それはそのままバンドサウンドのクオリティを決めることになる。

アマチュアバンドでどうもなんか締まらないなあ、という演奏を聴くことがよくあるんですが、あれはドラム、それもバスドラがちゃんと踏めていないからなんですね。恥ずかしながらぼくがそうでした。

と、いうことでフットワークを鍛える。これを今年の目標にします今更ながら。

スネアを新調しました

憧れのアートディレクター

物心ついた頃から憧れていたアートディレクター、奥村靫正さんのトークイベントに参加しました。奥村さんといえばYMOやチェッカーズのアートディレクションで有名。音楽がさまざまなサブカルチャーと融合していくその坩堝のまんなかで、ひときわ才気を放っていらっしゃいました。

目の前に登場した奥村さんは、御年76歳とは思えないほどスタイリッシュ。矍鑠となさっているだけでなく、現役感をオーラのように纏っていらっしゃいました。

テーマは「徹底検証・YMOのアートディレクション」。聞き手の吉村栄一さんはYMOフリークにはお馴染みのベテランライターであり編集者です。それだけに話の引き出し方はさすが、と唸るものあり。ぼくにとってはこれだけでもすでに参加した甲斐があったというものです。

『BGM』のジャケットの、CMYKの上から白のオペークインクで2回刷った時の印刷会社での話やオリジナルのタイポグラフィを1日がかりで作った話、高知から出てきた13歳の少女が5年後改めてやってきて弟子入りした話など、まさにここでしか聞けない話の連続で眼福ならぬ耳福をたっぷり味わわせていただきました。

佐藤敬之輔直伝!のタイポグラフィ

最後にこじんまりとしたサイン会が。ぼくはミーハーではないので何も持参しておらずサインをいただく機会に恵まれませんでした。惜しかった。ミーハーマインドって意外と大事だな、とおもいました。


と、いうことで、ライトにサクッと、を意識して書いたものの全体としては結構なボリュームになってしまいました。

そういえば3月26日はぼくが上京した日。
もう38年も前のことになります。

あの頃、渡辺美里は「あれから10年も、この先10年も」と唄っていました。当時は10年なんて気が遠くなるほどの年月に思えたのですが、いまはまばたき一回分ぐらい。つまり東京に来てまだまばたき4回弱なわけです。お楽しみはこれからだ。

そして明日、3月28日は坂本龍一さんの一周忌。あれから一年、ずっと教授の音楽を聴き続けています。最近のお気に入りはトニー滝谷。合掌。

4月もバタバタと貧乏暇なしで駆け抜けていきたいとおもいます。

それでは!ばいちゃ!

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