子どもに遊郭って…悪影響ガー

と、いう切り口で炎上していた『鬼滅の刃無限遊郭編』ですが、その前にさんざん鬼ぶっ殺してるシーン見せてるんだけどそれはいいのか。まあ、最近はなんでもかんでも噛み付いて叩くのがデフォなので、うっせえうっせえうっせえわなんですけどね。

漫画やアニメに教育上を持ち出すこと自体がいかがなものか、なんですが、そもそも落ち着いて考えてみてください。これまでにもPTAだのRGBだのYMCAだのYMCKだのといった団体が声を荒げてきましたよね。でも宮崎某以外で悪影響が発現した例をぼくは知りません。

なので今回はサブカルが『もし子どもたちに悪影響を及ぼすとしたらどうなるか』についてみなさんと考察を深めてまいりたいと思います。まったくないとは言い切れませんが想像よりもぜんぜん大したことないとおもうので心配性のパパママに読んでもらい安心していただきたいです。

『シャコタン☆ブギ』の場合

パパが男の72回ローンで買った新型セドリックをあっという間にオトシますね。だいたいマイセンがギリ入るかどうかぐらいまで。もちろん整備不良でキップ切られます。車検なんて夢のまた夢。

同工異曲で『頭文字D』にハマった場合はボディ横に「藤原豆腐店」とペインティングしますし『湾岸ミッドナイト』の場合は最寄りのスーパーオートバックスでアライメントとりはじめます。

『ぐるナイ・ゴチ』の場合

家族で外食に行く度に合計金額を予想するようになります。エビデンスは『月間食堂』に掲載されている平均客単価。そして参加者（家族）の注文に高いだ安いだといちいちケチをつけます。

せんだって惜しまれつつ体調不良の果てに辞職された某内閣広報官の7万円接待についてもかなりの精度で店とオーダー全品を特定。「まあ、それなら致し方なしだよな」と子供らしからぬ達観ぶりを発揮します。

『キース・リチャーズ』の場合

家にあるテレキャスターの6弦を外してオープンGチューニングにします。極度のドラッグ中毒になった挙げ句、スイスの血液銀行で全身の血を入れ替えてクリーンアップ。「これでまた麻薬が打てる」という名言も吐きます。

9日間ほど寝ずに過ごし、最終的にギターアンプに顔をぶつけ鼻の骨を折るまでが悪影響です。ただし素顔のキースはいたって内向的で穏やかな性格らしいので、そちらが表出すればパパやママもひと安心ですね。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の場合

ローンがまだたっぷり残っている家の『ワゴンR』を『デロリアン』に買い換えてくれとダダをこねます。万が一買い替えることが出来た場合、タイヤが火を吹くまで何度も急発進をねだります。万が一火を吹いた場合、おそらくですが道交法違反でキップを切られますがパパの点数なので意に介しません。

飼っている柴犬『タロウ』の名前を『アインシュタイン』か『コペルニクス』に変えてしまいます。家族で最も迷惑をこうむるのはパパで、次がタロウということになり、ママはラッキー！となるわけです。

『おかずのクッキング』の場合

急に「料理がしたい」と言い出してママを喜ばせます。しかし「もうね、コンソメなんていらないんですよ。塩入れて、仕上げに黒胡椒パラパラで、もうご馳走ですわ」「味噌汁はなんでもいれたらええんですわ」「こんなんでええんですわ」とキッチンにはリトル土井先生が。

結果、ジャイアンシチューができあがることに。その晩のディナーは悲劇でしかありません。みんなげっそりしてますが本人は「明日は青菜の炊いたんでもやりまひょか」とやる気まんまん。

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みなさんは上記のような子どもを見たことがありますか？ないでしょう。しかも悪影響といったところで大したことないものばかりじゃないですか、キースを除いて。

子どもというのは大人が考えるほど子どもじゃなかったりするものです。あれはダメこれはアカンと危険物を避けるより、わんぱくでもいいたくましく育ってほしい。それが丸大ハムの教えじゃないか、と昭和43年男はおもうのでありました。