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2021年のnoteを振り返る

ちょっと何言ってるかよくわからないぐらいのスピードで2021年が暮れていきます。歳を取ると一年が早くなると昔から言われてますが、当年53歳のぼくはその速度に困惑しています。

こんな勢いでいったら、もうすぐお迎えがくるやん…?

生きてるうちにやりたいことをやろうと、真剣に考えはじめております。正確にいえばやりたいことをやると言うより、やりたくないことをやらないと言ったほうが正しいか。残り時間はそんなになさそうです。

そのためにも!きちんと2021年を振り返ることにします。(まとめ記事で1本稼げるのが年末のいいところですね)

2019年8月からはじめたnoteですが、約2年半経ちました。まあ、よく続いていますよね。あまり褒められることのない人生ですが、たまにはいいでしょう。がんばってるわ、まあまあ。まあまあだけどな。

2021年に書いたnoteは現時点までで122本(当note含む)で、年内あと2本投稿するのでトータル124本になりますね。

毎週月曜日に『間違いだらけの求人広告』という求人広告制作関係者に向けたnoteを、毎週水曜日に『水曜日の日記』として思いつきや思い出したことを、そして少し前までは毎週金曜日に『広告本読書録』という広告関連書籍の紹介を書いていましたが、いまは不定期投稿になっています。

2020年はうっかりnote編集部に取り上げていただいてバーンと数字が伸びた投稿がありました。これです。

では2021年はどうだったか!?

今年一年に投稿した122本のnoteの中から比較的読まれたんじゃないかなって記事トップ10を紹介させてください。若干弱腰な物言いは決して威張れる数字ではないからです。でもいいもん。いいんだもん。

1位:記憶に残る求人広告キャッチコピー 11,232PV

ありがたいことに今年もnote編集部にピックアップしていただけました。おかげさまで過去最高のPVです。これ、求人広告制作関係者にのみ向けて書いているnoteなんですが、思わぬ各方面の方々から読んでいただけて、あらためて編集部のおすすめの威力を再確認。文春砲ならぬnote砲です。

ここでは全日とオリエンタルランド、それにガテンのコピーを取り上げたのですが、こうした反応を見ると求人広告畑出身者としてはとてもうれしいものです。いいコピーは求人も商品も関係ない。うん、そうだそうだ、と明日への活力が湧いてきます。もう求人広告書いてないけど。読者のみなさま、note編集部のみなさま、本当にありがとうございます。

2位:地頭とはなんぞや 1,445PV

採用界隈でまことしやかに囁かれる謎の呪文「地頭の良さ」。恋の呪文はスキトキメキトキスということは全国民の知るところですが、地頭はちょっとな…という方も多いことでしょう。それがこの数字につながっています。

嘘です。この数字はあの地球始皇帝、田中泰延さんが投稿にコメント付きでRTしてくださったからです。泰延さんがRTくださってからのスキの伸びがハンパなくって、あらためて地球始皇帝の威力を再確認。文春砲ならぬ泰延砲です。泰延さん、ありがとうございます。大好きです。

3位:極めて私的なブックランキング2020 831PV

さて、ここからがわたくしの実力です。5桁!4桁!と派手な数字を飛ばしていましたが反撃もここまで。ここからは安心安全な3桁がだんご3兄弟のようにどん詰まりで並びます。しかし逆にいえば数字の大きな変動がないということは安定した読者がいてくださるということ。本当にありがとうございます。1PVは単なる数字じゃない。その奥に人の営みがあります。

これは「広告本」以外のブックランキングということで、主にビジネス書やノンフィクションが並ぶ中、異彩を放っているのが鳥羽周作さんのレシピ本ではないでしょうか。いや本当によく読んだ、よく作った、よく食べた。年明けには2021版も書きますね。1位はもう決まってるんです。

4位:忘れられない酔客グランプリ 722PV

これは居酒屋時代の珍客について書いたもの。お店の場所が池袋の西口という三業地に近いこともあってまあ、ここに書けないようなお客様も大勢いらっしゃいました。居酒屋の店長は5年間やっていたのですが、その間に雑誌やムックへの掲載を通して集客に注力。ちょうどいまぐらいの時期は隣の店まで行列をつくったこともありました。

この頃にお店で出会った紳士淑女は元気だろうか。玄関をバーン!と開けていきなり「おあいそーッ!!!」と叫ぶ必殺おあいそ男は生きているだろうか。置物のたぬきとシャドーボクシングして「店長、このたぬき、強いぜ…」と赤く濁った目で話かけてくる通称キッちゃんは果たして…。

5位:【月刊あんスパ通信】あんかけだけが名古屋のスパゲティじゃない 618PV

このnoteのPVの半分はTwitter友だちのkumiさんの尽力によるものです。これは間違いない。わたしの超個人的偏愛対象である『あんかけスパ』についての月イチ連載にゲストとして華を添えてくれました。しかもあんかけスパの連載なのに鉄板ナポリタンというコペルニクス的転回!コペ転ですよコペ転。わかるヤツぁ50代だ!

でもほんと、いまあらためてこのnote読み返したんだけどkumiさんの作る鉄板ナポリタン、美味しそうでごわす。読む時間帯とシチュエーションを間違えると飯テロになりますよ。特に赤ウインナー(タコさん)とピーマン、卵のコントラストが!kumiさん、いつもありがとうございます!来年もよろしくお願いします。大好きです。

6位:狂気と正気は紙一重 602PV

ご存知(って誰も知らないか)ぼくの六本木コピーブティック時代の話シリーズです。ここは本当にスパルタンで、ハードで、いまで言ったらパワハラでしかない環境でした。しかし全て自分の能力不足によるもので、ボスには一切の恨み節どころか感謝しかありません。ほんとよ。月曜に出社したら翌々週の木曜ぐらいまで平気で徹夜してました。ほんとよ。

このnoteでうれしかったのは元電通のコピーライターで、カウボーイでもあり、現在大阪でスナワチというレザーアイテムのセレクトショップを経営しておられる前田将多さんがTwitterでコメントをくださったことです。これはさすがにアカンやろ、的なコメントはショータさんならでは。詳しくはショータさんの『広告業界という無法地帯へ』をご一読ください。ショータさん、ありがとうございます。大好きです。

7位:その求人広告にアイデアはあるか 595PV

1位になった『記憶に残る求人広告キャッチコピー』の反応が思いのほか良くて(でもこのときはまだ編集部のおすすめではありませんでした)その続編というか、解説編のようなつもりで書きました。親子のような関係です。PV的にはこっちが子供なんですが、内容としては親と言っても差し支えない問題提起しています。

このnoteの最後に貼り付けたNIKEのCM。OAの当時、ぼくは大きな求人メディアの会社で制作責任者をやっており、毎回の役員会議で制作仕事の汎用化・均一化・マニュアル化について吊し上げをくらっていました。だからCMの内容に感情移入してしまい、涙していましたね。求人広告づくりはそんなもんじゃねーよ、と。いま考えると軽い鬱だったかもしれません。

8位:【広告本読書録:109】それ、勝手な決めつけかもよ? 518PV

ここに来て広告本読書録がランクイン!本数は少なくても読んでくださる方はいらっしゃるんですね。来年はもう少し増やしていきたいと思います。さてこの『それ、勝手な決めつけかもよ?』はコピーライター阿部広太郎さんの新刊。前回の『心をつかむ超言葉術』でも阿部さんからお礼のコメントをいただきましたが、今回もTwitterでコメント付きRTをくださいました。なんてあったかい人なんだ!広太郎さん、大好きです。

ちなみにこの読書感想文はnote主催の『#読書の秋2021』投稿コンテストにエントリーしました。昨年の同コンテストでは『毎日読みたい365日の広告コピー』で入賞したのですが、さて今年はいかなる結果になるでしょうか。

9位:駆け出しコピーライターはこうして友人をなくし、花火大会を諦める 513PV

でました!六本木コピーブティック熱風録!これは23歳の夏の切ない思い出です。ぼくの書くnoteは下書きや設計図などなく正真正銘の書きなぐりなのでオチがないことがほとんどなのですが、これは珍しくオチてますね。またいまだからいえる「人生には仕事より大切なものがある」ですが、20代の前半には考えられない概念でしたね。

名古屋から単身出てきて、カネもコネも土地もクルマも何もない。裸一貫のコピーライター見習いは仕事でのし上がるしかありませんでした。いま思い出してもあんまり寝てなかったし、なんなら呼吸も浅かったんじゃないかな。あと、この事務所にいるときにパーになりかけたんですが、その話って書いたっけ?

10位:【広告本読書録:096】糸井重里の萬流コピー塾 U.S.A 505PV

なんと広告本読書録から2作目のエントリー!ギリギリ10位ですが滑り込んだのはかの糸井重里さんの「萬流コピー塾」しかも「U.S.A」です。これがなんでウチにあったのか記憶に定かではありません。これも今日、ひさしぶりに読み返したんですが、とにかく長いです。長いんですが、結構いいこと書いてあります(自画自賛)。

っていうか本当はイトイさんって弟子を育てるの、上手いんじゃないだろうか。あ、誰もヘタだなんていってないか。でもライバルの仲畑さんに比べると一家をなすというよりは個人主義を貫き通していたような気がしますね。特に現役の頃は。だけどこの萬流コピー塾を読むと随所にコピーの技術論、心がまえが書かれていて、たいへんためになります。

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と、いうわけで駆け足(でもないか)でお送りしました、超個人的自分note振り返り2021。今年もいろいろ書きましたね。あと2回あるけど。来年もいろいろ書きたいと思います。まさか自分がこんなに誰からも頼まれてもいないものを書くとは思ってなかったので、とても新鮮です。

ではまた来年!あと2回あるけど!

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