サステナビリティ・アンバサダーレポート Vol.09~ファシリティ連携チーム 活動紹介~|社内報 HAKUTEN COLOR
今回のサステナビリティ・アンバサダー レポートは、2期目に突入した「ファシリティ連携」の分科会チームのメンバーから活動レポートをお送りします。
前期から引き続き活動している1期生の山口・高田と、今期から加わった2期生の町田・堀田の座談会です。
<座談会メンバー紹介>
1.ファシリティ連携チームとは…?これまでの取り組みについておさらい
町田)ファシリティ チームと聞いて、最初はよくわからなかったです。具体的にどのような取り組みをしてきたか教えてください!
山口)当初は博展がつくっていくイベントにおいて、会場のサステナビリティの調査をして、一緒に開発できるような会場を探すのがスタートでした。その中で、会場評価をしたり、調査をすることがメインの取り組みでした。
高田)プロデューサーがクライアントに対して、「この会場はサステナビリティに配慮している」という観点で提案できるようリスト化することを目論んでいました。ただ、リスト化が難しく、方向性の転換をした背景があります。
山口)多くの会場がもっと前向きに取り組んでいると思っていましたが、ヒアリングする中で、現実的には投資面も含めて、会場ごとに温度差がありました。
理想とのギャップを感じる中で、会ってくださる担当者の方は何か取り組みはしなければいけないという漠然とした危機感を感じていたため、取り組み方針の再設定を行いました。
高田)名古屋をはじめとした、地方拠点でも同じような状態でした。
山口)そこからの具体的な取り組みとしては、会場の担当者のサステナビリティへの感度をあげることを目的に据えて、博展が主催するサステナブル・ブランド国際会議内のイベントのサステナビリティに関するセッションに会場の担当者を誘致を行うことに転換しました。
▼会場担当者を誘致したイベントのサステナビリティに関するセッション
高田)そのほかに、去年から作成している博展のサステナブル・イベントに関するガイドラインに関しては、ヒアリング項目の中で重要項目を整理し、優先度の高いものと即実装できるものにプロットして、どのような取り組みが優先度が高いか / 取り組みやすいかを見える化をしたりもしました。
2.これまでの課題感…社内イベントをモデルケースに!
町田)2期生として会場ヒアリングをし始めた僕としては、まさに1期生の2人が感じた課題に直面している感じがあります。会場の方と話をしていると、去年よりも先方の温度感はあがっている感じはしているけど、会場は所有者・運営者など関係者が様々いるので、正式な取り組みには至っていない感じがしました。同じ2期生の堀田ちゃんはどう感じてる?
堀田)私は去年から、高田さんのサポートとして、ファシリティ連携チームの活動に参加している中で、”サスティナブル観点で会場を評価する”のは難しいなと思ってました。
けれど今年は、”博展がその意識を変えていく、啓発していく!”というスタンスで活動しているのでやりやすくなったと感じています。「一緒にイベント業界を持続可能なものにしていきましょう」というポジティブな未来を会場の方と一緒に考えていく活動は、難しいですが面白さも感じています。
その反対にチームとしての課題は、あまり積極的な活動をしていない会場に対してどういったコミュニケーションを取っていくべきかがまだ模索中なところかなと思います。実際に去年もあまり活動していない会場に対して、アプローチが途切れてしまったことがあったので、今年の啓発活動ではそこも注力していきたいな思っています。
高田)やっぱり、”まだモデルケースとなる実績が少ない”というのは活動してきたなかで、痛感している難しさですね。なので今年は、博展の実施する社内イベント(全社キックオフ・入社式など)でのモデルケースをつくって、自分たちの活動にさらにドライブをかけていきたいです。
町田)たしかに自社のことでも、小さいことでもアクションを起こしていき、意識を変えていくことが大事だよね。そういった小さい芽を増やし続けていくことが、博展だからこそ、アンバサダーだからこそできることなんじゃないかな。
山口)たしかにそうだね!まずは社内でモデルケースをつくって、それをフックに会場にどんどんアプローチしていくことをしていきたいよね。僕も人事として採用イベント関連を企画することが多いので、なにか実績づくりのきっかけになれたらなと思います。
町田)先日、今年10月に予定している全社下期キックオフをモデルケースにしていくため、会場に視察に行ってきました!その会場はHPでサステナビリティに配慮している会場と打ち出していて、実際に会場自体も新しくきれいだったのでとてもワクワクしました!
ただ、サステナブルなイベントづくりとしては、そのプロである博展が主導して企画をしないと実現していかないかなと思っているので、会場と連携してサステナブルな場にしていきたいです。
3.今期のアクションプラン。イベント業界を変革するハブへ?!
町田)ファシリティ連携チームは活動内容が伝わりづらいので...。今期の目標は、社内イベントでモデルケースをいくつか作って、発信ができるようにしていきたいです。できることからコツコツと。
堀田)具体的なアクションではないけれど、先日の定例会でのワークショップでファシリティ連携チームの意義が明確になりました。
ワークショップでは、「どのような会社であってほしいか」「目指したい会社の姿」を挙げていったのですが、博展の目指すところは『業界を変革させる存在になること』っていう意見が多く出ました。
廃棄物などが一時的に大量に出るイベント業界は、まだまだ取り組みが他の業界に比べて進んでいないと思うので、博展がサステナブル・ブランド国際会議を主催している強みを活かしてサステナビリティに関して、「みんなをけん引していけるハブ的な位置にいたい!」と。
それを実現させるためには、もっているノウハウや知見をオープンに発信していく姿勢が大事だよねと議論して、ファシリティ連携チームはまさにその姿勢で活動しているチームだなと思います。
イベントのサステナビリティの実現に向けて、連携不可欠な施設に対して、発信して、協力していく、巻き込んでいく活動、とても意義ありますね!
山口)会社として本気で会場と一緒にやっていくためには、コンサルティングを行っていくぐらいのことをやらないといけないかもしれないですね。会場だけではなく、業界の同業だったりに対してもいいかもしれない。そうすると、博展のハブとしての存在感ができていくかもしれないね。
高田)会場が変わっていきたい、変わらなきゃと思ったときに、博展のことを思い出してもらえるようなパートナーとしての立ち回りができるといいなと思います。そのためのコミュニケーションを現在活動の中で取っているんだと思います。
ファシリティ連携チームだけでなく、博展が発信する情報に触れてもらい、何かあったときに「博展さんに相談しよう」と思ってもらえるようにしたいです!まだまだ課題の多い業界だと思うので、コツコツ進めていったことが、いつか花開くときが来るのでは。
4.2期生が加わったことでの期待感。活動への意気込み。
山口)大変な活動を一緒にやってもらっているので、大変嬉しく思っています。堀田ちゃんが言うように、いちばん外向きの活動で、1~2年では結果が出ないかもしれない。ただ、何年か経ったときに、活動の成果がでてきたときに、0→1を生み出したメンバーとして成長を実感できるのではとワクワクしています。
高田)昨年やってみて思ったことは、会場とのコミュニケーション量を確保していくためには、マンパワーがファシリティ連携チームにとっては重要だということ。中長期的に見ていきながら、現在はサステナビリティへの啓発活動を増やしていくのも必要なのではと思ってます。
そして、昨年は初年度だったので、考えすぎて止まってしまっていたこともあったので、今年は2期生も入ってメンバーも増えたので、アイディアを出しながら活動を一緒になってどんどん進めていきたいです。
町田)とても難しいテーマだと思うので、一歩ずつのアクションが大事だなとこれまでの活動を経て感じました。この活動において、会場の方がアクションを起こすきっかけを生むのが博展の役割だと思っているので、私自身も積極的に関わっていきたいです。
あと、個人的にSDGsに関する知識がまだまだ少ないので、顧客と対等に話せるリテラシーを身に付けて、営業活動でも活かしていくことも1つの目標としています。きれいごとだけで終わるのではなく、自分の中で抱えているもやもやを解消しながら、腹落ちができるように活動していきたいと思います。
堀田)ファシリティの活動だけではなく、アンバサダーとして、コミュニケーションに関わる全ての人にとって、サステナビリティに対しての活動をしなければいけないという意識づくりをしていきたいと思っています。
普段、博展は顧客のサポートをしていますが、ファシリティ連携チームとして、直接会場担当の方とコミュニケーションが取れることは、とてもいい機会だと感じています。
あと大阪は、東京に比べて意識面でもまだまだ進んでいないかなと思いますが、この機会にサステナビリティ活動の面でも大阪を盛り上げていけるように頑張りたいと思います!
ーー今日はありがとうございました!
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