減量体験記19 助走開始
岡田斗司夫氏の提唱するレコーディングダイエットは6つのフェーズがあり、その第一段階 「助走」 は、「ただ記録すること」からはじまります。
記録する内容は
・口に入れたものを全て、毎日メモを取る
・毎日、同じ時間に体重を計り、メモを取る
これだけ。
分類上ナマケモノに近い自分でも、これなら出来そうな気がしました。
マメグラフでは、朝と夜の二回分、体重を記入できる仕様になっていますが、分類は 【朝】 【夜】 とあるだけで、厳密な時間は決まっていません。なので、大体【朝】……起床後すぐ~朝食前、朝食後~出勤前、時には昼過ぎまで、そして、大体【夜】……夕食後から寝る前、時には深夜に起きた時でもという区分けをし、極力同じ時間を心がけつつ、しかしそれに固執しすぎることなく、定時が過ぎていても、思い出した時に「計測と記録すること」を重視しました。
いきなりのルール改変(同じ時間に体重を計っていない)をしている訳ですが、「固いこと言いなさんな」「計らないより、計るだけマシでしょ?」と見えない誰かに言い訳しつつ、計測したのが写真のグラフです。
青い線……体重の推移
線上の白い丸……朝の体重
線上の青い丸……夜の体重
オレンジの領域……体脂肪率の推移
線上の白い丸……朝の体脂肪率
線上のオレンジの丸……夜の体脂肪率
オレンジの濃い領域……目標体脂肪率(20%)
左の垂直線……体重(kg)
右の垂直線……体脂肪率(%)
下の水平線……年月日
グラフの最初の点から読み取れるのは
08/09/19 計測開始
夜の体重 109kg
夜の体脂肪率 31.2%
ということ。試みに「体脂肪重量」を算出してみると
体重 体脂肪率 体脂肪重量
109(kg)×0.312(%)=34.008(㎏)
この時点で体内に、実に30キロ以上の脂肪を蓄えている、ということが分かります。「体の30%が脂肪だよ!」と言われても、ちょっとピンと来ないので、具体的にイメージしたい時には、体脂肪重量に換算しています。
34キロと言えば、2リットルのペットボトル約17本分。常時これを身につけて生活しているようなものです。そりゃ椅子も壊れるわ。(体重三桁の頃、座ったまま仰け反ったら椅子の脚が折れ、床に転がり落ちたことがあります)
この時期はルールに則り、食べた物のメモはしていました。
が。
だからといって「あれを食べるのをやめよう」とか、「これはカロリーが高そうだ」といった、心の動きは全く無し。単に食べた物および体重の計測結果を記録していただけです。
この段階ではダイエットはしない。ひたすら、記録取り(レコーディング)に徹する。意志力の弱い私がここまで減量に成功できたのは、この「可能な限り記録をとる」「最初は記録をとるだけで、絶対にガマンしない」というルールを愚直に守れたからだ。
とりあえずは毎日、体重と「口に入れたもの」のメモを取ること。「ああ、これは食べちゃダメだった」とか考えなくていい。罪悪感や反省からはなにも生まれてこない。
(『いつまでもデブと思うなよ』 87頁)
この部分は喜んで厳守しました。
なにしろ楽だったので(笑)
***
登録している方には蛇足ですが、noteで初めてマメグラフを知った方のため、概要の説明からはじまっています。
「いきなり大きく変化させない」
「楽なことからはじめる」
継続と習慣化のコツは、ここにあるかと。いきなりの大きな変化に対応できる方はそれでいいと思います。僕は数回の挫折により、それが難しいと痛感していたので、甘んじて楽な流れに乗りました。しかもルールをさらにゆるめて。
「減量は肉体が変化するため、精神にも少なからぬ影響を及ぼす」というのが体験から導き出された持論です。最初は無理をせず、慎重すぎるくらいでもいいと思います。健康第一。 (記 2019/03/01)
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